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  1. 常総市議会 2017-02-01
    常総市:平成29年2月定例会議(第21回会議) 本文


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              〔議長風野芳之君議長席に着く〕  開 議 ◯議長(風野芳之君) おはようございます。  ただいまの出席議員数は21名であります。    ─────────────────────────────────                 午前10時00分開議 2 ◯議長(風野芳之君) これより第21回会議を開きます。  別紙会議日程により議事を進めます。    ─────────────────────────────────  日程第1 一般質問 3 ◯議長(風野芳之君) 日程第1に入ります。  一般質問を行います。一般質問の通告者は全部で17名であります。通告順に従い、発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう議事進行に御協力をお願い申し上げます。  最初に、13番岡野一男君。                〔13番岡野一男君登壇〕 4 ◯13番(岡野一男君) 皆さん、おはようございます。13番の岡野一男でございます。通告に従いまして2点ほど御質問をいたします。  一つは、職員の定数問題でございます。職員の定数は、経済の好不況にかかわらず市の条例で定められております。市の条例では630名というふうに規定しております。市長部局が471名、そして我々議会事務局が6名、監査委員が4名、農業委員事務局が12名、そして教育委員会関係が117名、公営企業関係が20名というふうに規定されております。現在の定数はそのように規定されておりますが、職員は現在その中で何名いらっしゃるのか、お尋ねをしたいと思います。よろしく御答弁のほどお願いいたします。 5 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。総務部長。               〔総務部長沼尻貴如君登壇
    6 ◯総務部長(沼尻貴如君) おはようございます。御質問にお答えさせていただきます。  定数につきましては、先ほど質問の中で御説明があったとおりでございます。現在の職員数についてでございますが、本年1月1日現在、517名でございます。各部局ごとの人数を申し上げますと、市長事務部局が410人、議会事務部局が6人、教育委員会事務部局が81人、監査委員事務部局が4人、農業委員会事務部局が7人、公営企業職員が9人、以上517名でございます。 7 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 8 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。各部局ごとに職員の配置人数を教えていただきました。条例で定められている定数が630名でございます。実際の職員数は517、そういたしますと113名定員を下回っているということでございます。この定員を下回っているということは、行財政改革の一環であるのかどうか、そして、定数までいくと何か国のほうからペナルティーといいますかそういうものがあって、こうしているのか。例えば、交付税が定数に近いと減っていくんだというふうなことがあるのかどうか、その辺についてお尋ねをいたします。 9 ◯議長(風野芳之君) 人事課長。 10 ◯人事課長(飯田恒夫君) それでは、岡野議員の質問にお答えします。  定数条例に関して630人となっておりますが、合併当初594名おりまして、集中改革プラン等の職員の定員削減の方向がなされたところから、順次減らしてきてございます。予定でございますが、503名までの目標を掲げておりまして現在517名となっているということでございます。また、職員の定数630人というのを超えるとペナルティーがあるのかということの御質問ですが、財政のほうに問い合わせたところ、そういうペナルティーはないということの回答を得ております。  以上でございます。 11 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 12 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございます。合併時に職員数が多くなるということで、我々議員のほうもかなり定数を削減いたしました。職員の皆さんもどうでしょうかというお話がその当時あったかと思います。そういう関係で合併時、課長がおっしゃったように目標を503名にしたというお話でございますが、私は定数というのは必要だからこそできた数値というふうに考えております。この数値は非常に大事にすべき数値なのかなというふうに考えております。  それから、2番目の臨時職員の位置づけに移らせていただきます。臨時職員は現在何名いらっしゃいますか、お尋ねをいたします。 13 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 14 ◯総務部長(沼尻貴如君) 人数につきましては、9時5時までの勤務体系の臨時職員が60人、パート等短時間の臨時職員が131人、保育士、教育補助員など専門的な知識を必要とする一般職の非常勤職員が279人でございます。  以上でございます。 15 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 16 ◯13番(岡野一男君) 9時から5時までが60名、パートが131名、保育士等専門職が279ということは合計470ということでよろしいですね。ありがとうございます。  現在の職員数が517名というふうな先ほど御答弁をいただきました。517名の職員がいらっしゃいます。そして臨時の方が470名、臨時職員が私は多いと思います。この臨時職員が多いということで、例えば過去に労働基準監督署等から指摘されたりというふうなことはございますか。 17 ◯議長(風野芳之君) 人事課長。 18 ◯人事課長(飯田恒夫君) お答えします。  労働基準監督署のほうからの指導はございませんでした。 19 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 20 ◯13番(岡野一男君) 現在470名、私はこの数字は先ほど申し上げましたように多いと思います。仕事量に応じて各課から人員の要望というのはヒアリング等を通じて来ているかと思います。その結果といたしまして定数を抑えながら臨時職員を各課に配属している、そんな状況でこの数字が生まれてきたというふうに思っております。仕事量が多いんだというふうな認識で担当課ではやられてきたと思うんですよね。定数に余裕がある、503名という目標数値はありますけれども、定数に余裕があるのにこの臨時職員を配属しているというのはどういう理由であるかお答えを願いたいと思います。 21 ◯議長(風野芳之君) 人事課長。 22 ◯人事課長(飯田恒夫君) お答えします。  先ほども申しましたように、定数に関しては徐々に削減してきたところではございます。ただ、一昨年の水害等においては、かなりの人員不足が如実にわかってきたところでございます。なおかつ災害が終わってからも、災害の後処理の時間外というのがかなり多くなりまして、プラスの臨時採用をしているところは事実ございます。また、先ほど部長のほうからも答弁申し上げましたとおり、保育士とか教育補助員というのが279名と申しましたが、その中では本当に短時間、早朝とか残留とかという限られた時間の人数も多いものですから、かなりの数に上っております。ただ、今後退職補充を今まで不完全にやってきて定員を削減してきたところですけれども、国や県からの権限移譲とかの事務量の増加、また制度改正による事務量の増加等を考えますと、人員不足での作業のおくれとか、忙しさに起因する単純ミスの増加とかも懸念されますので、人事課としても集中改革プランの計画の見直しは検討していく考えでございます。  以上です。 23 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 24 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。臨時職員の方は半年更新ということでやられていると思います。ただ、仕事を毎日していけば、当然仕事にも精通してくる、経験も豊富になってくるということでございます。そのような臨時職員の立場を担当課としてはどんなふうに考えているのか。それから、行財政改革、これは国の指導でございました。基準監督署からも何の指摘も受けていないというふうな形で今の形ができ上がってきたのか、これから人事体系を見直していくということではございますが、その辺のところ、この臨時職員の位置づけはこれでいいのか、今の人事体系は今後どんなふうに持っていくのかということもいま一度お答え願いたいと思います。 25 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 26 ◯総務部長(沼尻貴如君) 答弁させていただきます。  臨時職員につきましては、先ほど課長のほうからも説明がございましたけれども、職員の年度途中での退職、長期療養休暇、育児休業等によって人員不足に対して補充するというのが基本的な臨時職員の採用でございます。議員の御質問にありました、臨時職員でも長くなっていてよく業務に精通している職員に対してどう思われるかということでございますが、やはり臨時職員といえども市の職員でございます。そういった方については業務に発揮していただければと思っております。  行政改革絡みの件でございますけれども、これにつきましては、当初アウトソーシング等々を踏まえたところで職員数の減というのを考えられてきた、それと人口何人当たりでということもございます。それに基づいて進めてまいりましたけれども、先ほど課長のほうからも説明がございましたように、突発的なものがございます。そういったものを勘案しながら臨時職員の採用のほうは向かっていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 27 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 28 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。私は、この質問の基本的な考え方は、臨時職員を減らして職員の方を採用すべきというふうに考えております。現在の実際の職員数は517、これに対しまして臨時職員の方は470名、ちょっと不均衡でございます。臨時職員の方を減らして職員を採用すべきであるというふうに私は思っております。  3点目の質問に移ります。先ほど課長から話が出ましたように、水害時には大変御苦労さまでございました。職員の皆様方には昼夜を問わず、市民の皆さんのために復旧、復興のために御尽力をいただきました。大変感謝しております。ただ、まだまだ復旧、復興は道半ばというところでございます。これからもぜひとも御奮闘をいただきたいと思います。  時間外の点から御質問いたしますが、職員の皆さんの現在の時間外の状況はどうなっているのか、この点について御質問をいたします。昨年の時間数、ことしの時間数、年度途中ではございますが、その点を教えていただきたいと思います。 29 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 30 ◯総務部長(沼尻貴如君) それでは、時間外につきまして本年度と昨年度の比較について御説明させていただきます。  御承知のとおり、昨年9月の関東・東北豪雨の災害対策、災害対応による時間外ということで大幅な増加がございました。時間でいいますと11万378時間でございます。本年度ですが、まだ年度途中でございます。4月から1月まで10カ月間で現在3万3,853時間でございます。  以上です。 31 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 32 ◯13番(岡野一男君) 現在3万3,000、そして昨年は11万、減少しておりますけども、職員1人当たりに換算いたしますとどのくらいになるか教えてください。 33 ◯議長(風野芳之君) 人事課長。 34 ◯人事課長(飯田恒夫君) それでは、お答えします。  昨年、水害対応の時間外を含めますと1人当たりは197時間になります。今年度については、大体70時間弱です。 35 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 36 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。去年が197時間、ことしが70時間くらいということでよろしいですね。先週、勤務時間中に職員の方お二人だというふうに聞いておるんですが、倒れまして救急車で搬送されたということをお聞きいたしました。これは個人情報でございますので、このような事実があったのかどうかだけお伺いしたいと思います。 37 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 38 ◯総務部長(沼尻貴如君) 議員おっしゃるとおり、そういうことがございました。この程度でよろしいですか。2人とも事実です。 39 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 40 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございます。これは個人情報ということですので、これ以上のお話は差し控えさせていただきますが、労働基準法で1日当たり8時間というふうに規定しております。また、週にいたしますと40時間というふうな規定でございます。厚労省が労災に認定している基準、これは脳と心臓疾患でございますが、これは発症前におおむね100時間、またはという表現をしておりますが、2カ月から6カ月の期間中の1カ月当たりはおおむね月80時間を超える残業を目安としているというふうな基準がございます。普通、会社なんかの企業が働いている方に残業をさせるということは、労使が合意いたしまして協定を結ぶことが必要であります。厚労省はこの残業時間を月に45時間、年間360時間までとしております。先ほどの数値、職員1人当たりの平均を出されました。この数字だからよろしい、いいというふうに感じているのかどうか御質問いたします。 41 ◯議長(風野芳之君) 人事課長。 42 ◯人事課長(飯田恒夫君) それでは、お答えします。  先ほど時間外の平均を申し上げましたが、月別に集計したデータの中では、先ほど議員がおっしゃったように45時間とかを超える職員はおります、実際に。かなり部署間に応じては季節ごとに、今現在は、税務課は申告事務で通年、過去にも1月から4月、5月あたりまでは時間数的にはかなり多かったり、イベントとかがあるごとにかなり時間数が多くなる職員がございます。ただ、その時間数を減らすために人員をふやすというのが単発的にはできないものですから、ある程度事務の効率化を図りながら、時間数は減らしていっていただければということで考えております。  以上です。 43 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 44 ◯13番(岡野一男君) 確かに各課の業務の内容によっては、あるいは季節的なものということでいろいろ時間数も違う、それに対して大変御苦労をされているということはわかります。わかりますが、その辺のところは先ほど申し上げましたような事実もございますので、十分に御検討をしていっていただきたいというふうに思います。  関連しておりますので、4点目の質問に移らせていただきます。職員は市にとりまして大変大きな財産でございます。これは、私は過去何回か申し上げております。人材は地域の宝、財産でございます。過労によりまして心身を壊すことは市にとって大きな損失になるものでございます。人材を失うことは市のマイナス、市民サービスが低下する大きな要因というふうに私は受けとめております。このことに対しまして、市の考え方はどのようにとらえているのかをお尋ねいたします。 45 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 46 ◯総務部長(沼尻貴如君) それでは、お答えさせていただきます。  現在、国や県からの権限移譲事務や各種制度の改正など年々事務量が増大している状況のもとでございます。人材の確保、人員の確保は市民サービスの向上につながるものと考えております。  以上でございます。 47 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 48 ◯13番(岡野一男君) 人材の確保は市民サービスにとって非常に大事であるということでございますね。  最後に市長に御質問いたしますが、市長は任命権者でございます。そして職員の健康にも責任がある立場でございます。この点に関しまして市長の考え方というものをお聞かせ願いたいと思います。 49 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 50 ◯市長(神達岳志君) 岡野一男議員の質問にお答えをいたします。  職員、これは市の財産、また行政にとっての財産だと確信をしております。もちろん一人一人の健康管理、それプラス一人一人の能力向上、健康管理というものは大事だと確信をしているところでございます。そういった意味でも、時間というのもこれは大事ですから、その時間の意識、コストの意識、仕事の効率向上、また資質の向上ということで、先日、全職員に対しての研修も行ったところでありまして、モチベーションを上げていただく、やらされ感でなくてやりたい感で仕事をやっていただく、それが何よりも能力向上につながる、そして精神衛生上もいいということで私は確信をしておりますので、今後とも職員の能力向上、また健康管理に気をつけて指導をしていきたいと考えております。  以上です。 51 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 52 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。人材は宝、財産ということを確信しているというふうなお話をお聞きし、またこれからは研修等も含めながら、あるいは職員の皆さんの健康管理ということを十二分にやっていくというふうな御答弁をいただきまして、ありがとうございます。  定数というのは長い間、その期間にわたって担当ということでやられてきた、そういう人たちが導いた数字でございます。そういう数字でございますので、この数値は大切にしていっていただきたいということでございますし、また皆さんが労働環境を働きやすいものをつくり上げて、市民生活が向上できること、そういうことを期待してこの定数についての質問は終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 53 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  岡野一男君、質問を継続してください。 54 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございます。続きまして、2点目の公文書の保管について御質問いたします。  関東・東北豪雨によりまして市役所が浸水し、多くの文書類が被害をこうむりました。今回の水害では通常業務が行われていましたこの市役所内の公文書、そして電動書庫内に保管されておりました永年文書が被害を受けたわけでございます。この永年文書、昭和の大合併時、昭和29年から31年、32年にわたって行われてきましたが、1町9村から引き継いだ行政資料でございます。以前の説明によりますと、この復元には2年の期間がかかる、完了時期はことしの9月というふうに聞いております。その現在までの進捗状況を教えていただきたいと思います。 55 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。総務部長。 56 ◯総務部長(沼尻貴如君) 永年保存の公文書につきましては、本庁舎北側の書庫に保管しておりました。おととしの水害により、書棚のちょうど中ほどの高さ、床上約90センチメートルの浸水があり、保管していた文書の半数、1万数千点、文書保存箱で570箱分の永年保存文書が水損いたしました。保管していた文書の中には、議員が先ほど質問の中でおっしゃいましたように、昭和の大合併のあたりの分と、さらに江戸時代の検地帳を初めとした明治から大正、昭和初期における旧町村の文書を分類整理して収納していたほか、昭和後半から現在に至るまでの永年保存の文書を保管しておりました。その期間は実に寛永11年(1634年)から被災前までおよそ380年にわたるものでございます。これらの文書につきましては、被災後に本庁舎南側第1分庁舎へすべて搬出し、エタノール洗浄と送風機による乾燥を行い、かび繁殖の抑制作業を行い、現在は水に濡れて固着してしまったページを1枚ずつはがし、閲覧できる状態に戻す作業を続けております。作業に当たっては、外部の専門家による助言をいただいているほか、東日本大震災の際に津波で被災した釜石市役所などの公文書の復旧に尽力された方を非常勤特別職として委嘱し、指導をいただきながら作業を進めているところでございます。  作業の進捗状況につきましては、現在までに水没した文書のうちの大部分について、固着してしまったページをはがし終えたところでございます。ただ、この後泥水につかったことによって付着した微細な土ぼこりをクリーニングクロスで払っていく作業を進めるほか、紙の劣化状態や文書の重要度に応じて1枚ずつ紙を洗っていく洗浄作業や、劣化によって破れてしまった部分にちぎった和紙を張りつけて修復する繕い作業などを進めてまいりますが、これらの作業にはかなりの年数を要するものと見込んでおります。  以上でございます。 57 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 58 ◯13番(岡野一男君) 具体的に作業の内容につきまして御説明をいただいたわけでございます。当初の計画では完了まで2年というふうなことでございました。今、部長の答弁では、かなりの時間がこれからもかかっていくというふうなお話でございます。確かに水損した文書類はかなりの点数でございます。しかし、かなりの時間数がかかるというのはいかがなものかなとは思うんですが、当初の予定2年というのは、間もなくあと半年後にまいります。かなりというのはどのくらいなのか、その辺のところもあわせて再度御答弁をいただきたいと思います。 59 ◯議長(風野芳之君) 総務課長。 60 ◯総務課長(諏訪勝彦君) ただいまの質問にお答えいたします。  現在、先ほど部長から答弁がありましたとおり、国、県の機関から御指導、御支援をいただき、またボランティアの方々の御支援をいただきながら作業のほうは順調に進んでいるところではございます。当初の浸水した時点での計画で、文書復元作業を2年というおおよその目標は立てて作業に入ったわけでございますけれども、実際作業に入りまして、1点1点こつこつ作業のほうは進めておったところでございます。先ほど部長から答弁がありました、かなりの年数という点につきましては、この後、例えば1年とか2年とか、具体的な数字は今現在申し上げられるはっきりした年数はございませんけれども、作業のほうは順調に進んでおります。なるべく早い段階で復元作業を完了させたいという思いで進めておりますので、御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 61 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 62 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。作業は順調に進んでいるというお話、しかも丁寧に1枚1枚やっている、だから時間がかかるという、そういうような説明でございます。確かに復元、あるいは編さんというものは当初の予定よりも時間がかかることは事実でございます。ただ、余りにもかなりの時間を要するということは、これからの我々の行政の中での予定というものが立っていかないというふうに感じております。私は2点目に書庫の建設計画というものも質問項目に入れていたんですが、そうなってきますと、この質問も言いづらいなというふうに思っているところでございます。  前に、電動書庫につきましては、水没した同じ場所に同じように同じ2階建てをつくっていくというふうなお話があったと覚えております。私は、あそこではやっぱり同じような結果になるのではないかというふうなことで反対の立場をとっているわけでございます。この作業が順調に来ているんだけれども、まだ時間がかかる。では、その書庫の建設というものはどんなふうに考えていらっしゃるのか、その辺のところをお聞きしたいと思います。 63 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 64 ◯総務部長(沼尻貴如君) 議員おっしゃるように、単に老朽化した書庫を取り壊してその場に新しいものを建設するという方法だけではなく、スペースに余裕のある施設を改修して活用する方法、また他の公共施設と併設する複合的な施設で管理していく方法などを検討していく必要があると思います。現在の文書量等を踏まえた上で、分類整理の作業スペースなどを含め、将来的にどの程度の規模のものが適当であるのか、基本的な設計方針を固めていかなければならないと考えております。いずれにしましても、早期に再建できるよう取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願いします。 65 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 66 ◯13番(岡野一男君) 作業が順調であるということですが、ある面、作業はおくれているのかなというふうに感じているわけでございまして、そうすれば、当然書庫の建設計画も先延ばしになるということなのかとは思っております。ただ、せっかく整理した文書もあるわけですから、それをおさめる書庫、また永年保存文書につきましては年々出てきます。そういうことも含めながら、それをおさめる書庫というものを建設していかねばならないのかなというふうに思っております。  さっきの部長の答弁の中で、私の第3の質問、他施設との連携はあるかということもやろうと思ったんですが、それも一部御答弁をいただきました。他の公共施設等ともあわせながら検討をしていきたいということでございました。例えば、具体的にはそういう公共施設はあるのかどうか、その点について、3点目に関連していきますがお尋ねをいたします。 67 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 68 ◯総務部長(沼尻貴如君) 施設に関しましての複合的なものということでは、先ほど答弁させていただいたように、これから基本的な設計等々を全庁的に関係部署で協議していく必要があると思っております。ただ、他施設との連携という中で、今、市が持っている、先ほども申し上げましたけれども、かなり古い公文書がございます。こういったものを、文化財的な価値のあるこういった古文書について、この後市史等々の編さんに役立てていければと考えております。それに当たっては、そういった部分を管轄している部署との連携が必要になってくるものと考えております。  以上でございます。 69 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。
    70 ◯13番(岡野一男君) 災害から1年6カ月が経過いたしました。当初、私どもは災害に対応するような複合施設をぜひこれから建設する、その計画を一日も早く練ってほしいというようなことでやってきた経緯がございます。この文書類の保管庫もその一つでございます。そういう施設の中にいろいろな市の施設を持ってきまして、水害を含めた災害に対応していくというふうな考えで基本的にはおります。ただ、今の時点で言うと、まだそれが具体的に見えてこない、見えてこないから今回あえてこの公文書に関する質問をさせていただいたわけでございます。これは内容的にはもう順調に進んできていると言うから、それをおさめるものも当然必要になってきて、おさめる場所も確保していかなければならないということで、今回質問をさせていただいたわけなんですが、まだ具体的には出ていない、計画もない、これから検討をしていくというふうな御回答であろうと思います。それではちょっと遅いんじゃないかなというふうに感じているわけでございます。  この複合施設は、大変大きなものでございまして、検討する時間も当然必要ではございますが、例えば先ほど申し上げましたように、現在ある公共施設を利用しながら公文書の、公文書館というのかどうかわかりませんが、それをぜひとも一日も早く検討していただきたいと思うんです。ただ、今までの部課長の御回答の中には、まだ積極的な面が見当たらない、具体性が見出せないというふうに私は受けとめております。部長のほうからも、今、古文書関係のほかに、例えば市史の編さん等も御答弁をいただきました。当然、これからは必要になってきます。これも時間がかかります。私ども過去にそのような市史の編さんをやってまいりました。非常に予定よりも時間もかかりました。膨大な資料を集めながらそれを整理、取りまとめをするということは大変膨大な作業につながります。ですから、一日も早く着手をしていただきたい。その資料が今散在しておりますので、それを集めていただきたい。そのためには、水損した文書類等を一日も早く復元していただきまして、それをおさめる書庫等もつくっていただきたいというふうに感じて、今回、質問をさせていただいたわけでございますが、なかなか目に見えるような御回答はいただいておりません。もう少しスピードアップをしていただく、総合的な複合施設も含めて総務部長の答弁をお願いしたいと思うんですが。 71 ◯議長(風野芳之君) 総務部長。 72 ◯総務部長(沼尻貴如君) 議員おっしゃるように、複合施設ということで、これに関して言いますと、古文書館だけでなく、他の施設との複合ということで、これにつきましては、私たち公文書を管理している部署としましては、一刻も早くそれを保管できる施設は欲しいところでございます。ただ、この後、複合施設的なものをどう利活用していくことがよいということに先にお話を進めさせていただくと、やはり全庁的な協議が必要になってくると思います。そこのところにつきましては、これから早い段階で協議に入っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 73 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 74 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。早い段階で進めていきたいということで、私もそれは理解します。ただ、複合施設というのは大変大きなものでございまして、これから検討していくということだろうと思いますが、既存の公共施設を使えば、この古文書関係は入ると思うんですよ。今、第1分庁舎で行われている作業、あそこは耐震化の問題で申告相談も移転したというふうな経緯もある建物でございますので、他の公共施設を見ながら公文書類の保管というものはぜひ進めていただきたいというふうに思います。  何度言っても、これはきっとこういうふうな形でいってしまうと思うので、これは要望という形でやらせていただきます。ありがとうございました。  以上で終わりにしたいと思います。 75 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午前10時44分休憩    ─────────────────────────────────                 午前10時55分再開 76 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、10番倉持 守君。                〔10番倉持 守君登壇〕 77 ◯10番(倉持 守君) おはようございます。10番倉持 守です。今年度退職される職員の皆様方、長期間にわたりまして常総市発展のために御尽力をいただきましてありがとうございました。この場をおかりしまして感謝と御礼を申し上げます。  通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。  避難所設置と東海原発から30キロ圏内、UPZと申すそうでございますけども、広域避難計画の常総市における策定についてお尋ね申し上げます。  茨城県が示しております1万6,000人の受け入れ場所や割り振り、職員の配置、そして物資、機材の確保、ボランティアの受け入れ、そして避難所の運営のあり方についてお尋ねしたいと思います。茨城県においては、東海原発、そこから30キロ圏内に住まわれる方が96万人、そのうちの44万人は県内で受け入れ、その中で常総市が1万6,000人を受け入れるという県からの数値が出ております。この点についてお伺いいたします。答弁、よろしくお願い申し上げます。 78 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方、議場にお入りください。  これより答弁を求めます。市民生活部長。              〔市民生活部長須藤一徳君登壇〕 79 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  原子力災害に備えた広域避難計画につきましては、茨城県が主体となって調整を進めているところでございます。御質問にありました1万6,000人につきましては、当市の指定避難所30カ所における施設面積を1人当たり2平方メートルで算出した数字でございます。最大受け入れ可能数が約1万6,000人になるということでございます。この数字につきましては、常総市が正式にこの数を受け入れるという人数をあらわしているものではございません。  昨年8月4日につくば市におきまして、水戸市と当市を含む6市3町との間で原子力災害における水戸市民の県内広域避難に関する協定を締結いたしました。今後、原子力災害時には、水戸市の避難者を常総市を含めた9自治体で受け入れを行うという計画を進めていくこととなります。先日、水戸市に確認しましたところ、現在、避難先の避難所等の検討を行っている段階であるということでございます。当市といたしましては、今後水戸市より示される各自治体への避難人数等を踏まえ、避難所運営と支援対策づくりに努めてまいりたいと考えております。  以上です。 80 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 81 ◯10番(倉持 守君) 今の答弁の中で、水戸市のほうから連絡が来てからというように私は感じているところでございます。まずその前に、常総市30カ所で1人当たり2平米という試算をなさったようでございますけども、30カ所で2平米で1万6,000人が入れるかということのお答えだと思います。この前、常総市の水害のとき、避難所に私も常総市を含めて近隣自治体にお世話になったところに視察、お見舞い等を議会として、委員会として行ってまいりました。そのときには、時間が少したってからですので、避難所の平米数というもの、これに関しましては若干広くなったのかなと感じております。しかしながら、1万6,000人を受け入れる体制というのは県からのお願いであって、常総市が実際に何人受けられるかということは、これはやはり水戸市から要請が来る前に試算をしなくてはならないと思います。その1万6,000人、2平米であっては、滞在期間というか避難期間が1カ月を想定して一時避難ということになっているかと思うんですけども、とても2平米ではやっていけないと思います。その点について常総市ではどのくらいの人数が避難者として受け入れられるか、それをちょっとお聞かせいただきたいと思います。 82 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 83 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  先ほどの2平米で算出して1万6,000人という数字でございますが、これは数年前に県よりの調査がありまして出した数字でございまして、それ以降の調査というものはございません。現在、当市でも一昨年の水害を受けまして、実際のところ2平米というのはかなり狭い数字でございますので、この数字の出し方も2から4平米で算出するというように、必ず2平米とかそういうような数字の出し方はございません。現実的には2平米では狭いだろうとは認識をしております。先ほどの答弁で申し上げましたように、締結の協定書の中でも、水戸市から受け入れ要請というのがあって、当市のほうで受け入れをするというような形になりますので、まだ水戸市で検討中ということでございますので、当市といたしましても、率直に当市は1万6,000というような数字を出したけれども、現実的にはこのくらいの数字であるとか、そういうものは再検討する必要があろうかと思っております。  以上です。 84 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 85 ◯10番(倉持 守君) 今の答弁の中で、やはり2平米は狭いということで、それより大きな場所を確保する、これは非常に私もそう感じているところでございます。受け入れの要請ですけれども、協定の要請ですか、水戸市からあってからというお答えをいただきました。これは、水戸市からあろうとする期間がどのくらいの期間、いつごろまでに水戸市から締結をするかということを常総市としては思っているかどうか。昨年の5月だと思います、1万6,000人の受け入れを県のほうから示唆されたのは。だから、常総市としてこれを策定する前に、ある程度のシナリオづくりはしなくちゃならないかと私は思っております。水戸市からの要請前にある程度の試算、どのくらい実際に受けられるのかどうか、常総市の今の内情でお答えいただければと思います。 86 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 87 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  はっきりと数字はまだ出しておりません。今後、今、地域防災計画の見直しをしておりますので、その中の一つとしてあらわせるかなとは思います。  以上です。 88 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 89 ◯10番(倉持 守君) はっきりは出していないという中で、また質問をするのも酷かなと思うんですけども、これは公共施設を対象としておりますか。その点、お答えをいただきたいと思います。 90 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 91 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  基本的には公共施設を対象にしております。  以上です。 92 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 93 ◯10番(倉持 守君) 公共施設というと、おふろが問題になってくるかと私は思います。公共施設の中で、この前の常総市の水害のときに避難所としてよかったという点はおふろがあったということでございます。まず第一にあすなろの里、これがこの前、最後までおふろがあるということ、施設運営に関しても一番適切ではなかったかなと私は思っております。公共施設利用に当たっては、おふろがないということをまず考えなくちゃならないかと思います。短期間の避難、1カ月だと思いますけど、一時避難ですから。その中でも、やはりおふろは入らなくてはならないかと思います。そういう点を考慮して、公共施設利用だけではおふろをつくらなくちゃならない、それとも民間との協定を結んだ中で、おふろのある施設を利用しなければならない、こういうことを考えることが必要かと私は思います。近隣自治体の中でゴルフ場との民間協定を結んだところもあるようでございます。ゴルフ場というのは大きいおふろがあるわけです。だから、公共施設対象であればおふろをどこかと提携するとか、つくるかとかしなければならない。それ以外に考えられるのは民間協定を結んでおふろがあるところとも結ばなくてはならない。これも、やはり水戸市からの依頼前にある程度の、これは、今の私の質問の中では東海原発を想定した一時避難ということで質問をしておりますけども、災害はいつ起きるかわからない。常総市の人だけが避難するところじゃなくても、そういうことも関連して小さい2の中で質問をしますけども、そういうふうな協定ということは考えているのかどうか、おふろがあるところ、民間との。その点もお答えをいただきたいと思います。 94 ◯議長(風野芳之君) 安全安心課長。 95 ◯安全安心課長(斎藤健司君) お答えいたします。  ゴルフ場に関しましては、常総市内にあります水海道ゴルフ場及びフレンドシップカントリークラブにはおふろがありますので、こちらについては平成25年2月21日に協定を締結しているところでございます。  以上です。 96 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 97 ◯10番(倉持 守君) わかりました。私が知らなかったということで、ゴルフ場とは一時避難の提携ということはなさっているということで、一安心したところでございます。  それでも、おふろの面に関してはまだまだ人数から、結果的に1万6,000じゃなくても、それから先ほど言った2平米、それを4平米にしても半分くらいは受けなくてはならないかという感じもしておりますので、やはりおふろの面も考慮しなくちゃならないかと思います。  そして、場所的に今回の東海原発を想定した中では、一時避難であっても食料というものがあります。食料の中で、物資も一緒ですけども、食料はどんなふうに調達するのか、つくるのか。その点もお考えがあればお聞かせをいただきたいと思います。 98 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 99 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  先ほど申し上げました水戸市との協定書の中に、必要物資等についての条文がございます。基本的には避難所運営に必要な物資及び防災資器材等については、水戸市が茨城県と協力し確保するということになっております。ただし、緊急の場合もございますので、当市といたしましては、常日ごろからの防災用の備蓄されているものの提供も当然ございますし、ありとあらゆる手を尽くしまして提供して、あとの経費につきましては後から補てんされますので、そういうふうな手当てというか支援はしていきたい、このように考えております。  以上です。 100 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 101 ◯10番(倉持 守君) 食料物資の点で今質問をしましたけども、初めは備蓄品を使う。その中、緊急の場合ですからそれは必要かと思います。しかしながら、大勢の方の食料でございます。この前の水害のとき、私も周りを見た感じで、避難した人たちが自分らの食料は自分でつくったほうがいいかなという感じもしました、おんぶに抱っこではなくて。これは避難者だからかわいそうだとかの意識じゃないです。やはり食料は原材料だけを供給するとか、自分らが持ってくるとか、それをつくらないとそこに滞在している間、やることが少ないかと思うんですよね。そういうことを考えますと、協定に向かって食料のほうのお話も出てくるかと思います。だから、緊急避難の場合であっても、二、三日の緊急物資は使う、その後は人数が多い場合には御飯の準備等は、私自身が考えるには、自分らもつくってくれたほうがいいという考えもあります。つくれない方にはもちろん支給しなくちゃならない。そういう点もかなりお話し合いが必要かと思いますので、その点も考えていただきたいと思います。  この避難に関しての、避難の足でございます。これはこの前の守谷、取手、つくばみらい市、東海村5キロ圏内の避難計画の中で、自家用車なりバスを使用するということになっているように私も感じております。こういう中で、駐車場の確保ということも必要かと思いますので、公共施設において駐車場も確保できるのかどうか、その点も検討なさったほうがいいかと思いますので、その点はどのように常総市としては検討しているかどうか、お願いします。 102 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 103 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  確かに議員がおっしゃるように、水戸市からこちらに来る場合にバスだけでは到底追いつかないと思います。計画でも自家用車を使うということになっております。ですから、一家で1台で来られた場合、相当な数が来るということになると思います。確かに駐車場の確保というものもかなり大きな問題であろうと思います。水戸から示される数字とそれに合わせて車の台数、そのようなものを考えて場所の確保というものはよく検討する必要があろうかと思っております。現在のところは、まだそういうところまでには至っておりません。  以上です。 104 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 105 ◯10番(倉持 守君) 今の駐車場の問題もしかりですけども、かなりの車の台数かと思います。その中で、前に戻りますけども、公共施設利用ということが前提という考えでございます。1カ月間が一時避難というんですか、1カ月間を想定した避難でございますので、これは私の考えでございますけれども、民間の、例えば私なら私の家を、スペースのある方と常総市が先に策定しておいて、これを利用していただく。そこにはふろももちろんございますし、家族4人で来られて、私の家族2人か3人という家族のところに3人、4人が来るわけですから、おふろも順調に使えるかなと。食事のほうも交代でつくればいいかなと。だから、民間募集という協定も考えてはどんなものかと私は思っているところです。その点もこれからこの計画において、常総市の策定計画の中で、私からの要望でございますけども、考えていったらどうかなと思っているところでございます。  私が前にホームステイの海外の方を受け入れた経緯があります。これは1人でございますけども、やはりどこの家庭でも1部屋3人、これは先ほどの広さでいいますと2平米ということは1人2平米、大変狭いことですよね。ですから、各家庭で受け入れができるのだったら、1カ月でしたら私はこういう常総市の市民の方、温かい方がいっぱいいるかと思います。そういう方にお願いして、民間との提携も、これは民間企業じゃなくて各個人の家になりますけども、常総市が防災先進都市ということを市長が掲げているわけですから、そういう点も考慮してはどうかという私の考えでございますので、これも策定において検討していただきたいと思っているところでございます。車の持ち込み等、先ほど言いましたけども、そうすれば解消できるかなという感じも若干いたします。  これは期間としては、先ほど水戸市からの正式な要請があってからと言っておりますけども、常総市では水戸市からのオファーがない限りは策定に入らないということですか。その点をお聞きします、再度。 106 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 107 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  策定に入らないという意味ではございませんで、当市としては、今、防災の強化ということでいろいろなところに取り組んでいまして、正直なところ、自分のところで精いっぱいのところがございます。水戸市からまだ提示がありませんので、そちらには踏み切っていないというような状況でございます。こちらについても、周りの市町村の動きというか、その辺もございますので、その辺と連絡を取り合いながら、少しずつではありますが進めていきたいと思います。  以上です。 108 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 109 ◯10番(倉持 守君) 今の部長の答弁、それが適切だと私は思っておりません。ちょっときついですけども。要するに、原発のお話で一般質問をやらせていただいていますけども、災害はいつ起きるかということが想定できないわけですよ。想定外が災害でございますから。だから、これは原発に避難を求めているわけですから、そのときに原発以外でも避難所というものは必要かと思いますので、その点も含めてもう少し策定を早めながら、ほかの受け入れ体制もつくっていくのが私はいいかなと思っております。そういう点を強く要望したいと思います。関連なものですから、今のは早くという要望でとめておきますけども、小さな質問で2の質問に移りますのでよろしくお願いします。  防災の拠点となるような複合施設をつくる考えがあるかという、これは今の中で重複しますけども、この点に移ります。防災の拠点になるような複合施設ということは、この前私たち議会の復興特別委員会、私たち未来会派、私たちの同士小林議員、これも一般質問で前回か前々回お話ししているかと思いますけども、常総市の非常時に当たっての避難所、今の東海原発の話の中で足りないということを感じたわけでございます。2平米という広さからしても足りない。そして、公的機関を利用するということは、まず学校施設がほとんどだと思います。学校体育館、公民館等でございます。その中で1カ月学校等が使えなくなる、生徒がそこで勉強ができなくなる。これはもう公共施設というとそれに限られたことだと思いますので、教育の課程で学校が使えなくなるということは、私はこれからの教育上、幾ら非常の場合でも、1カ月であればいいことですよ。延長するかどうかもわからないので、そういう点も考慮しながら防災の拠点となるような複合施設、それを希望しているわけでございます。  神栖市においては、防災の拠点となるような複合施設計画があるように新聞等で私も拝見しました。常総市においても、この前の関東・東北豪雨による水害の避難ということで、皆さんはかなり苦い経験をしたかと思います。避難所においては特に常総市だけではとても対応できないで、近隣市町村、そして長引いた方は県営住宅、民間アパート等に行ったわけでございます。そのようなことを踏まえて、防災の拠点となるような複合施設は必要かと強く思っているところです。この複合施設、仮に1万人が入る複合施設ということを私は望んでおりません。民間との協定もあるし、その中で何千人かそこで収容できればいいかなと。数値は私も計算はしておりませんけども、複合施設の中で何千人か収容できて、あとはその他の公的な利用にする。スポーツ利用にしろ何にしろ、利用できるような体制で臨むのが一番いいかなと思っているところです。市としては、公共施設の見直し等で料金の見直しのほかに、これからの先々の公共施設利用、施設の数、この前全協の中でお話を聞きまして、20年後、30年後には人口減少ということも考慮しながら、施設のほうも縮小することも考えられるということが執行部の方から発表をいただきました。それは、その中において今の公共施設を廃止した場合には、そのまま古い施設は改修なりしていかなければならない。中には、使わなくなってそこで廃止して、新しい施設を建てなくてはならないこともあろうかと思います。そういうことを考慮しながら、大分耐用年数がたっているわけでございます。そうすると、今度建てる施設は、常総市が掲げる、市長が掲げる防災に重点を置いて、防災の拠点となるような複合施設が必要ではなかろうかと感じているところでございます。その点、部長からお答えをいただいて、市長にもお答えをいただきたいと思います。答弁、よろしくお願いします。 110 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 111 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  当市において防災先進まちづくりを進めていく上で、防災拠点となる複合施設の重要性につきましては深く認識しております。防災拠点となる複合施設の設置場所につきましては、水害時においては、鬼怒川東部地区と比較すると洪水浸水想定区域が少なく、災害の影響が受けにくい鬼怒川西部地区のエリアが適していると思われます。しかしながら、災害は水害だけではなく、地震、竜巻、火災などもございますので、今後、国、県などの関係機関の協力を得ながら、既存施設の使用等も考慮し、防災拠点となる複合施設の設置に向けて努力してまいりたいと考えております。  以上です。 112 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 113 ◯10番(倉持 守君) ありがとうございました。部長の考えは、これからそういうふうな施設を検討している、そういう考えでよろしいですね。  では、市長にもお答えをいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 114 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 115 ◯市長(神達岳志君) 倉持 守議員の質問にお答えをいたします。  UPZ30キロ圏内、東海第二原発の広域避難計画に関しては、私も県会議員時代に相当な議論を重ねてまいりました。これは東海第二原発の再稼働に関する問題にもかかわってきまして、大きな問題でございます。国の指針等も踏まえて、この広域避難計画をつくるということで橋本知事も答弁をしているところでございますけども、この計画は本当に壮大な計画、避難経路をどうするか、どういう移動手段を使うか、どこに何人にするかというものは、まだ今、計画策定段階というのは、先ほど部長から答弁をさせていただいたとおりでございます。それを踏まえて常総市としてどうするかという部分に関しても、私が就任をした8月3日の翌日の4日に、先ほど答弁をさせていただいたように、つくば市において水戸市、また関係市町村と協定を結んだところでもございます。  当市としての防災拠点、または避難所づくりというのは、このUPZの東海第二原発の避難ももちろんでありますけども、これから想定し得る当市の水害、または地震、自分のところの足元の避難計画も含めて、または首都直下型地震、東京都の避難先というものにも常総市は圏央道の開通も含めて、大きく注目されているところと自覚をしているところでございます。今、お話が出たように、私の公約でもございます西側に防災拠点の整備ということも議員と考えは同じでございます。そういった意味も踏まえて、西側にはあすなろの里、水海道の総合体育館、運動公園、青少年の家、または石下地区の総合運動公園もございます。また、なおかつ西側には四つの工業団地も集積をしております。こういった部分も踏まえて、西側は防災の拠点を立地するに当たっては適している地域であるというふうにも自覚をしておりますし、ゴルフ場の二つも鬼怒川の西側に位置をしているということも踏まえると、西側を総合的な1カ所というよりも、広域的な防災拠点というとらえ方もできるんじゃないかというふうにも考えているところでございます。  また、もう一つ、水戸市の高橋市長ともお話をしておりますし、知事ともお話をしていますが、一つ提案を私のほうからもさせていただきたいとも思っています。これは、今、常総市が中心に国交省と行っているマイタイムラインです。これをUPZ、または東海第二原発の避難、これに関しても、今回根新田地区、または若宮戸地区の市民の皆さんがお一人お一人考えられて、自分の避難先、マイタイムラインというのを計画していただきました。それを見させていただくと、本当にすばらしい取り組みというか考え方が、市民の皆さんそれぞれに御家庭で話し合って計画をつくられています。その中には、避難は公的にすることも大事ですけれども、今回の水害でも、自主的に自分の親戚、身内、友人のところに避難している人が相当多いということに気づかされました。そのマイタイムラインでも、自分の避難先を公に頼むよりも、まずは長期的になる可能性があるということも踏まえて、親戚の家に真っ先に避難するという計画を立てられている方が意外と多い。こういうことからすると、こういったマイタイムラインの活用というものも併用して進めていく御提案もしていきたいというふうに考えております。  以上です。 116 ◯議長(風野芳之君) 倉持 守君。 117 ◯10番(倉持 守君) 答弁、ありがとうございました。先進都市を目指す神達市長の考えに共鳴しているところが多くあります。これで防災の拠点となるような避難所、複合施設という答えはまだいただいてはおりませんけども、複合施設も検討の視野に入れていただきながら、常総市は水害においてボランティアの皆さんを初め、近隣市町村から非常に温かい支援をいただいたわけでございます。それに恩返しの意味でも、そしてまた緊急事態のためにも、早く防災の拠点となるような複合施設、今おっしゃいましたマイタイムライン等も全国に広めるようなスタイルでやっていただきたいと思います。  これにて私の一般質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 118 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午前11時32分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時00分再開 119 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
       ───────────────────────────────── 120 ◯議長(風野芳之君) 一般質問を継続いたします。  次に、8番小林 剛君。                〔8番小林 剛君登壇〕 121 ◯8番(小林 剛君) 8番小林でございます。通告に基づいて質問をいたします。  通告では広域の一元化ということで通告してあったんですけども、これは西南広域と常総広域の一元化、合併というふうにとらえられる可能性があるので、今回の質問は、一言言っておきたいんですけども、指揮命令系統の一本化というふうにとらえていただければというふうに思っております。  それでは、最初の質問に入ります。水害時の常総広域消防と西南広域消防の活動記録を時系列で確認したかということで答弁をお願いします。 122 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。市民生活部長。              〔市民生活部長須藤一徳君登壇〕 123 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  水害時の活動状況につきましては、水海道消防署、石下分署の活動状況について確認をしております。  以上です。 124 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 125 ◯8番(小林 剛君) 水海道消防署と石下分署の活動記録を見たということだと思います。これは、本部が常総広域は水海道にあります。西南広域の石下分署は、本部は古河にあります。今回、常総広域消防本部の活動記録と西南広域の活動記録、これは情報公開請求していただいてまいりました。その中で、昨年の水害のときの気づいた点をちょっと読み上げてみます。これは時系列で載っていたものです。  水海道消防署から副市長ほか1名、午前4時35分、情報収集のため常総市災害対策本部へ出向する。しかし、早期に派遣していたにもかかわらず災害対策本部に参加できず、思うように情報収集ができなかった。そして、関係機関から指摘を受け、災害対策本部へ参加できるようになったのは9月10日の15時ごろからであったということです。これは、もう決壊した後なんですよね。2時間も経過した後に災害対策本部に入れてもらえたということです。  それから、国土交通省下館河川事務所長はホットラインで常総市長に情報提供を行っていたが、消防機関の情報提供はなく、他機関との情報の共有はほとんどなかったということなんですが、これは対策本部のメンバーに自衛隊、消防団、警察、こういったものを入れたらという提案はしたんですけども、これが入っていれば全部が横に情報を共有できたわけですね。こういうところも気づくと思うんですよ、この活動記録を見れば。そういうものを踏まえて、防災計画、受援計画、これはつくったものだと思いますが、これはできているんですよね、防災計画と受援計画。お願いします。 126 ◯議長(風野芳之君) 安全安心課長。 127 ◯安全安心課長(斎藤健司君) お答えいたします。  災害対策本部の組織の見直しにつきましては、昨年つくりまして、一昨年の水害時の反省を踏まえて、対策本部の中にリエゾンとして関係機関の方も入れるということで見直しを行っているところです。  以上です。 128 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 129 ◯8番(小林 剛君) それはわかっていますけども、今聞いたのは、防災計画と受援計画はできているのかということです。 130 ◯議長(風野芳之君) 安全安心課長。 131 ◯安全安心課長(斎藤健司君) お答えします。  受援計画等についてはまだ完成しておりません。  以上です。 132 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 133 ◯8番(小林 剛君) 今、受援計画等についてはということでしたが、防災計画もできていないということでしょうか。 134 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 135 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  地域防災計画すべてにわたってはまだ完了しておりません。  以上です。 136 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 137 ◯8番(小林 剛君) 一昨年ですよね、水害があったのは。それで、検証委員会も昨年解散しているんですね、もう検証が終わって。こんなに時間がたって、まだ防災計画ができていないっておかしいんじゃないんですか。ふだん、あした起こるかもしれない災害に備えてと格好いいこと言っていますけども、いまだこれができていないって、やる気があるのかないのか。そういうふうに感じますよ。本当に危機感を持っているんだったらば、すぐに着手すべきでしょう。市長、これに指導力を発揮してすぐにでもやってもらいたいんですが、これはいつまでにできますか。 138 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 139 ◯市民生活部長(須藤一徳君) いつまでにできるとはっきりした月日は、今の段階では申し上げられません。今、策定途中でございます。早急につくりたいと思っております。  以上です。 140 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 141 ◯8番(小林 剛君) あした起こるかもしれない災害ですから、早急にとか、検討しますでは納得がいかないんですよ。ある程度、この期間までには完全に完成させるというふうなものを聞きたいんですよね。じゃなかったら、これはいつまでもだらだら、恐らく市長も待ち遠しいと思いますよ。防災先進都市を目指しているんですからね。それが防災計画もできていないなんて、あれだけの災害があって。笑われちゃいますよ。あした起こるかもしれない災害ですから、あしたまでに、と言っても無理ですね。大体の目安くらいは決めておいてくださいよ。決められないんですか、これ。決められないと、また半年たっても1年たってもできないですよ。どうですか、いつまでにできますか。期限を切ってくださいよ。絶対に終わらないから。後で後でと、仕事は次から次から入ってきますから。あと3カ月欲しいとか、半年後には完成させるとか、そういうんじゃなかったら納得いかないんですよ、早急にとか、検討しますでは。大体わかるでしょう、どのくらいかかるか。お願いします。 142 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 143 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  繰り返しになりますが、何年の何月に完成するというのは、今の時点では申し上げられません。しかし、地域防災計画の見直しというのは、昨年の水害検証委員会の答申を受けまして着手をしております。まず最初に、一番大切というか緊急に必要だった対策本部についての見直しは行って、職員の初動マニュアルもつくりました。優先順位をもってつくっていきました。その後もいろいろなマニュアルが必要であるということで、その辺に取りかかっております。地域防災計画をつくるに当たりましては、総合的なものでございますので、簡単に1カ月、2カ月でできるものではございませんので、国、県との関係機関との調整も必要でございます。法律の整合性も図らなければいけません。今回は市民の皆様方からの意見もちょうだいしたい、そのようにも考えておりますので、そういうようなものをいろいろ考えて工程表をつくって、スケジュールを立ててつくっていきたいと思っております。  今の予定では、コンサルを入れないで職員でやっていこうというような方針があります。全庁を挙げて取り組んでいく、そういう方向でやっておりますので、すぐにあした、あさってできるというものではございませんので、御理解いただきたいと思います。  以上です。 144 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 145 ◯8番(小林 剛君) それは大変な問題ですよ、やっぱり。ですから、これをもらってきたんですね、活動記録を。これはいろいろなところの活動記録を全部もらえばわかるんですよ、どこがミスっているか、どこが足りなかったか。今回、防災計画も受援計画、恐らく受援計画があったのかないのかわかりませんが、今回の災害で恐らく避難所にほとんど使ったと思いますよ、受援のほうでも。じゃ、自衛隊はどこに宿営しますか、警察はどこに入りますか、どこで宿営していきますか、そういうのもなくてあちこち探していたでしょう、これ。それは活動記録がなくても実際にわかっていると思うんですよ。だから、防災計画を早くつくって、受援計画も早くつくれというのはそこなんです。とにかく一日も早くつくらなくちゃならない。時間がかかるのもわかります。大変な作業だということはわかります。でも、これがなかったらもっと大変なことになります。ですから、この件について、市長は内部でいつごろをめどに完成させるというような指導力を発揮してもらいたいというふうに思います。  それでは、2番目の質問に入ります。水害によって一元化されていない消防の問題点を見出せたか。というのは、今言ったようなことが見出せたんじゃないかなというふうに思います。ちょっとそれについて気づいた点をもう1カ所読んでみたいと思います。  9月10日午前6時30分、若宮戸で越水、8時38分、西南広域石下分署、下妻消防署から救助艇の出動要請、これは常総広域に出動要請があったんですね、同じ市内にある消防署でありながら。そして、常総は搬送1、救助艇しき1が若宮戸地内に救助出動、これはボートを貸してくれという話だったんですけども、ボートだけでは今度は水海道に水が入ったときに困るということで、人員も一緒に派遣したというふうに聞いております。それと10時04分、西南広域消防本部消防長から常総広域消防本部に対し、消防相互応援協定に基づく救助艇の出動要請があった。同じ市内で一つの災害に対して、この市内にある本部に対して、よその広域の消防本部から相互応援協定に基づいて出動要請をするというのはおかしくないですか、これ。絶対おかしいですよね。これは全員わかっているんじゃないかと思いますよね。ただ、これについても、防災計画じゃないですけどもっと大変な作業にはなってくると思いますが、人の命にかかわることですから、大変なのはわかりますが、人の命はもっと大変ですからね、亡くなったら。しっかりとやってもらいたいと思います。  それでは、3番目に入ります。一つの自治体に同じ目的を持った消防組織が別々の指揮命令系統で行動するのは、さまざまなロスと組織の弱体につながるのではないか。今言ったようなことですよね。まず、指揮命令系統が一本じゃないということ自体がおかしいのと、大きな広域の消防が一つの自治体の中に二つ入って、大きな組織が二つ入っているから倍になるかというと、これはもう逆なんですよね。逆に弱くなるというふうに思います。これは市長はわかると思うんですが、大きな二つがそろえば大きく2倍になるかというと、そういう問題じゃないですよね。やっぱり指揮命令系統がばらばらだったら思うように動かないということもあると思います。  4番目にいっちゃいます。市長は防災先進都市を目指す中で、広域市町村圏事務組合の副管理者として、広域消防の指揮命令系統の一本化と消防団の組織体系、水海道、石下の統一に早急に着手すべきだと思うが、いかがかということで、これは市長のほうにお聞きしたいと思います。 146 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 147 ◯市長(神達岳志君) 小林 剛議員の質問にお答えをいたします。  広域消防の一元化についての御質問だと思います。この前の水害検証委員会の結果でも、広域消防が常総市は真っ二つに石下、水海道に分かれている弊害について検証されている一文も確かにございます。私も、かねてから、県議時代からこの消防の一元化という部分も、これは茨城県全体を考えても幾つもの広域消防にまたがっている。ただ、防災の指令センターは一本化になりましたけども、これもまたつくばを初め幾つかの自治体がこの一元化にも入れていないという地域性、または、地域の実情等もあるのも現実でございます。常総市としては、これから先、この一番大きな広域消防の問題に関しては、私も地元、特に石下地区の皆さんが、石下地区が今度常総広域に入るかどうかという観点で、過去、私の前職の高杉市長時代にいろいろな経過があったことも報告を受けております。  これは、いずれにしても指令系統の問題もありますけども、石下地域の住民の救急、または消防、これに対して合併をして今よりも劣ってしまっては石下地域の住民のためにならない。そこをまず第一に考えて、石下地区の消防、救急のあり方はどういった広域消防のあり方が一番適切なのか、こういうものも踏まえて、いろいろな可能性はあると思います。西南広域と常総広域を合併するのか、今、県で進めている、茨城県警のように一本化をするのか、それとも前職が目指したような石下地区が西南広域から抜けて常総広域に入れることが適切なのか、これは何よりもまず第一義的に石下地域の救急、消防、または水害のような大規模災害があったときの指令系統、さまざまなものを市民の立場に立って、生命財産を守るために一番いい決断を任期中にしていかなきゃいけないというふうに確信をしているところであります。 148 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 149 ◯8番(小林 剛君) ありがとうございます。一番いい決断を任期中にということでしたが、やっぱりこれも時間はかかると思います。任期中って少しオーバーに言ったのかなというふうに思いますけども、これもなるべく早く、一日も早く着手してもらいたいと思います。  それで、今、消防のことが出ていますけども確認したいと思います。広域消防の負担金ですが、これは常総は6億6,000万、西南が3億600万ということで確認したいと思います。よろしいでしょうか、これで。 150 ◯議長(風野芳之君) 答弁はどなたですか。企画課長。 151 ◯企画課長(長妻克美君) 常総広域、西南広域それぞれの消防に係る市の負担金についてお答えします。  新年度ベースになりますけども、常総広域が6億6,000万ほど、西南広域が3億600万ほどになります。 152 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 153 ◯8番(小林 剛君) まだ広域のほうでお聞きします。一つの市に二つの広域消防があるというのは、県内で幾つありますか。全国で幾つかありますか。 154 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 155 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  全国では今わかりません。県内では当市だけです。  以上です。 156 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 157 ◯8番(小林 剛君) そうですね。やっぱりこれではよくないということで、みんな努力して一つになっているんじゃないかというふうに思います。  それから、分団のほうですが、水海道の1個分団の人員と石下の1個分団、水海道支団と石下支団の分団の人員数をお願いします。 158 ◯議長(風野芳之君) 安全安心課長。 159 ◯安全安心課長(斎藤健司君) お答えいたします。  水海道支団につきましては11分団です。 160 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。調整をしていただきます。                 午後1時21分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時25分再開 161 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。  これより答弁を求めます。安全安心課長。 162 ◯安全安心課長(斎藤健司君) お答えいたします。  水海道支団につきましては分団制で、1分団、2分団が31名、3分団から11分団が21名です。石下につきましては、部制をとっておりまして、5分団12部で各15名ずつとなっております。  以上です。 163 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 164 ◯8番(小林 剛君) 1個分団で何名いるかということを聞いたんですね。何分団はということじゃなくて。1個分団平均して、欠員もあるだろうし、みんなばらばらじゃないかなと思うんですよ。その中で、1個分団平均して水海道は11個分団、平均したら20名だとか15名だとか30名だとか、それを聞きたかったんですね。そして、石下支団については、1個分団の中に部制をしいてますから、その部制、2部、3部とあるのかどうか。その中で、それを1個分団としたときに何名いるか、その人数を聞きたかったんです。 165 ◯議長(風野芳之君) 答弁調整できませんか。安全安心課長。 166 ◯安全安心課長(斎藤健司君) お答えいたします。  水海道につきましては平均すると20名、石下につきましては15名ということになります。 167 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 168 ◯8番(小林 剛君) これは、石下支団の1個分団15名でいいですか。違うでしょう。1個分団に何部あるんですか。1個分団と聞いているんだから、そこに2部、3部あればその合計が1個分団の数でしょう。それを聞きたいんですよ。 169 ◯議長(風野芳之君) 安全安心課長。 170 ◯安全安心課長(斎藤健司君) お答えいたします。  石下につきましては、1個分団平均36名になります。  以上です。 171 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 172 ◯8番(小林 剛君) はい、わかりました。  それでは、水海道支団の車両の台数と石下支団の車両の台数。 173 ◯議長(風野芳之君) 安全安心課長。 174 ◯安全安心課長(斎藤健司君) お答えします。  水海道支団につきましては11台、石下支団につきましては12台になります。
     以上です。 175 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 176 ◯8番(小林 剛君) 水海道支団にあっては11台、石下支団にあっては12台ということでよろしいんですね。そうしますと、人員と車両を水海道支団と石下支団を比べたときに、どちらが多くなりますかね。水海道市の面積と世帯数、それと石下支団の管轄の世帯数と面積を比べたときに、これはかなり寄ってますよね。こういうふうに支団制をしくのはいいんですが、中身も違ってますよね。こういうものを一つにしていったらどうかというふうに思っているんですよ。例えば、石下支団のほうの部制をしいて、1個分団36名が適正であるならば、水海道もこれに合わせるべきでしょう。水海道の1個分団20名、これが適正であるならば、石下支団もこれにならうべきでしょう。何でいつまでこれを別々にやっているんですか、合併して11年にもなって。これは、先ほどの広域消防の指揮命令系統を一つにする、石下分署を常総広域に組み入れるということも大変難しいと思いますが、これも大変難しいと思います。大変難しいものをみんな先送りにして、だれもやってこなかったんです。でも、これは人の命にかかわる大事な部分なんですよね。これをやらなかったらだめですね。これはまずおかしい、あり方がおかしいということですね。  それと、副団長がなぜ4人もいるのか、ちょっと聞かせてください。 177 ◯議長(風野芳之君) 市民生活部長。 178 ◯市民生活部長(須藤一徳君) お答えいたします。  現在、消防団は、団長は1人で一本化はされております。実質的には各支団をとっておりますので、水海道地区と石下地区は分かれているような形になっております。先ほどのお話に戻りますが、広域消防と関係はない、ないと言ったら変ですけども、関連性はございます。それは議員も御承知のとおりだと思うんですが、また、消防団そのものにつきましても、もともとは石下町からの流れ、水海道市からの流れもございまして、歴史がございます。合併して常総市も10年たちますけれども、消防団の真からの一本というんでしょうか、それはなっていないのが事実でございます。支団制をしいているということはそういうことだと思います。やはり消防活動において、広域の消防の役割と消防団の役割というものがありますので、地域性がございます。広域消防が一元化になったときに、それとあわせてと言っていいのか、同じ時期に一元化というものがなろうかなというふうに事務局としては考えております。現在のところ、各消防団においての今までの歴史がございますので、それを白紙に戻して一本化というのは、なかなか難しいというのが現実のところでございます。  以上です。 179 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 180 ◯8番(小林 剛君) 難しいのはできるんですよ、できないということじゃないから。  それと、副団長が4人は、組織として考えられないですよね。組織として考えられるのであれば、神達市長、今度副市長を4人つけたらどうですか。こんなことは、市民も議会も許さないと思いますよ。組織は団長1人、副団長4人、こういう組織って、私も自衛隊、消防を30年近くやっていますからいろいろな組織を見ていますけども、考えられないです。室長、どうですか、これは。自衛隊出身者としてこういう組織の体系。やっぱり一体化すべき、一本にすべきだと思いますが、いかがですか。 181 ◯議長(風野芳之君) 溝上危機管理室長。 182 ◯安全安心課副参事(溝上 博君) ただいま小林議員から一元化に関しまして、自衛隊ではどうだったということで、参考になることをお答えいたします。  陸上自衛隊には部隊の基本的行動につきまして記述している教範があります。教科書のようなものなんですが、そこで原則の一つに統一というのがあります。これは、すべての努力を総合して共通の目標に志向するため極めて重要であるとともに、権限を1人の指揮官に付与した場合に最も確実となると記載されております。また、指揮系統を異にする部隊の指揮関係には、1指揮下に統一するか、または相互の共同連携によるかは状況によるとされておりまして、通常は1指揮下に統一するというふうに記載されております。したがって、基本的には部隊の指揮は統一をする、つまり一元化が必要であるというものの、状況による場合もあるということでございます。また、自衛隊におきましては、指揮系統を異にする部隊が共通の目標に向い行動する場合、司令部に対して各部隊から連絡幹部を派遣しまして、司令部指揮官の意図を理解して各部隊に伝達をしたり、その逆に各部隊の指揮官の企図を司令部指揮官に伝達し、相互に意思疎通を図るようにしております。これが自衛隊の参考となることであります。  これまで、常総市の消防の一元化につきましては、幾度も審議したものの、諸問題に対する解決策が決まらず、実現できなかったとお聞きしております。また、一昨年の水害におきましては、常総広域消防は早くから災害対策本部に連絡員を派遣しておりましたが、西南広域消防は諸事情によりおくれて連絡員を派遣したとお聞きしておりまして、このようなことから、今後、災害時におきましては、両消防が速やかに災害対策本部に連絡員を派遣していただけるよう、災害対策本部の要員について見直しを行っておりまして、引き続き意思疎通を図るよう努めたいと思っております。  以上です。 183 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 184 ◯8番(小林 剛君) さすが、完璧だと思います。危機管理室長、立派です。やっぱり参考になりました。私も参考になりましたけども、安全安心課でも参考になったんじゃないですかね。こういうことが今まで欠けていたんですよね。それを調整できるのであればそれがいいのかもしれませんが、なかなか調整できないから一元化というか、組み込んだらいいだろうというふうに言っているわけです。これを調整するのはだれがやるかということになると、またいろいろな縦割りの中で難しくなってくるんですよね。さっきも言ったように、共有を図るために対策本部の中に入れる、それを入れなかったということで今回のようないろいろな問題が出てきたのかなというふうに思います。  ただ、一番いいのは、先ほど室長も言われたように、指揮命令系統は一本、これが一番いいのかなというふうに思います。諸事情によりとかいろいろなことがありますが、もう11年もこうやっているわけですよ。状況も変わってきています。もういいんじゃないかなというふうに思います。  ということで、以上全部いろいろなことを含めて、以上のようなことから西南広域の石下分署を常総広域に組み入れ、指揮命令系統を一本化し、団の組織体系を見直さなければ危機管理の上からもとても防災先進都市にはなり得ない。茨城県でここだけが二つにまたがっているという、ここを解消しなかったら、市長、これは言われちゃいますよ。防災先進都市って、何だ、自分で言っているだけか、やっていることは違うんじゃないのかって言われちゃいますよ。ここは、かなり難しい問題だと思いますよ。今までの市長もやってこられなかったわけですね。神達市長はできるんじゃないですか。そこに期待したいんですよね。どうですか、市長。 185 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 186 ◯市長(神達岳志君) 質問にお答えをいたします。  小林議員と同じ私も考え方でありまして、これまで西南広域の管理者会、また常総広域の管理者会を何度も半年間で参加をさせていただいて、この問題についても各管理者、副管理者とも議論を重ねてまいりました。今までとちょっと違っている部分は、今、小林議員が言われているとおり、近隣の首長方、管理者、副管理者も好意的に受け取っていただいております。これは大きな前進ではないかというふうにも考えておりますから、先ほど答弁させていただいたとおり、私の任期中にはしっかりこの問題を解決したいというふうにも考えておりますし、もう一つ市民の生命財産を守るという点でいくと、常総市、下妻市、守谷市、坂東市、こういった行政単位の枠組みももっと広域連携をしていく必要があるというふうにも感じているところでございます。そういった部分も踏まえて、県、または近隣市町村首長、両広域消防本部と意見を重ねながら、繰り返しになりますが、石下地域の住民の皆さんの生命財産を守るための安全の担保をしっかりと、安心していただけるような組織体制の改善に向けて提案をしていきたいというふうに思っております。  以上です。 187 ◯議長(風野芳之君) 小林 剛君。 188 ◯8番(小林 剛君) ありがとうございます。今、答弁をいただいたんですが、市長が就任してから行政のほうも組織の改革を行いました。ですから、今度は消防団、常総広域の指揮命令系統の一本化、これに向かってやってもらいたい。これは神達市長に本当に期待しているんですよ。時代が変わる、ここで変わるんだと言っているのは神達市長、私は大いに期待していますので、よろしくお願いします。要望して終わります。ありがとうございました。 189 ◯議長(風野芳之君) 暫時休憩といたします。                 午後1時41分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時50分再開 190 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、18番石川栄子君。                〔18番石川栄子君登壇〕 191 ◯18番(石川栄子君) 18番石川です。きょうは通告に従いまして、大きくは3点について質問を行いたいと思います。  1点目のまず被災者支援についての質問を行います。私は毎回のように被災者支援について質問を行っておりますが、水害被害から1年半たってもまだ解決できない問題や新たな問題ができてきたりで、引き続いて取り上げます。前回の一般質問で被災者生活再建支援金について、今の制度では家屋が全壊しても最高で300万円、それだけの支援金しか出ないので、市独自に200万円の上乗せ補助を求めましたところ、地域の輪「絆」再生補助金という制度で予算化され、実現の見通しとなっております。この点については一歩前進ということで評価したいと思います。ありがとうございました。  きょうは主に命にかかわる問題について取り上げてみたいと思います。災害関連死につきましては、地震による家屋の倒壊の下敷きや水害によって流されたというような直接的な死因ではなくて、深い因果関係が認められるけがや疾病で亡くなった人が対象となるわけです。避難生活の疲労やストレス、環境の悪化などによって病気にかかり、あるいは持病が悪化するなどで死亡することです。これは御存じかと思いますけどね。災害障がい者につきましては、災害に遭って負傷をし、または疾病にかかり、障害が残ってしまった方です。災害関連死及び災害障がい者として認定審査会という公の制度で認定していただかないと、弔慰金や見舞金の支給が受けられません。最近になってやっとこうした制度を知ったという方がたくさんいるんです。まず、広報に載せる、知らせるのが遅かった。しかも目立たないところに目立たない報道をした。困っている人に対してこうした制度をすぐに利用していただけるように目立つところに、特に新しい制度はよくわかるようにお知らせをしてほしい、これは切に望みます。これは要望で結構です。  水害が原因で持病が悪化し、毎日がれき、ごみを運搬するトラックが行き来し、その音とがれきのほこり、うず高く山と積まれ、そのごみによって持病が悪化して1カ月でお亡くなりになった方もいらっしゃいます。また、こつこつと蓄えてきた貯金を家の修理、流されてしまった、浸水してしまった車の買いかえにかなり使ってしまった、700万も800万も使った。貯金をおろすたびにため息をついて頭が痛いというふうに言っておりましたけど、いっぱいお金をおろしてきたんでしょう。脳梗塞で倒れ、現在も寝たきりになって障害者の認定を受けた人もいらっしゃいます。また、水害のため、家を壊したものの家を建てる見通しも立たず、自分の命をみずから絶ってしまった、こんな人もいます。  そこで、1番の質問なんですが、災害弔慰金、災害障害見舞金の認定審査を被災者の思いに寄り添って行うことを求めるということです。答弁をよろしくお願いいたします。 192 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長石塚晴代君登壇〕 193 ◯保健福祉部長(石塚晴代君) ただいまの質問にお答えいたします。  災害弔慰金、災害障害見舞金につきましては、災害弔慰金の支給等に関する法律及び常総市災害弔慰金の支給等に関する条例により、自然災害により死亡された遺族、または精神、身体に著しい後遺障害を受けた方にそれぞれ弔慰金、見舞金を支給する制度であります。一昨年の関東・東北豪雨災害では、当初市内で亡くなられた方1名に災害弔慰金を支給いたしました。その後、遺族から災害の影響で亡くなったのではないかとの申し出があり、いわゆる災害関連死の判定の必要が生じましたので、常総市災害弔慰金支給等審査委員会を設置し、専門的な見地から慎重に審査を行うこととした次第であります。  この委員会では、対象者の災害前後の生活環境の変化などについて、家族からの詳細なヒアリングに基づき資料を作成するとともに、病院の診療記録などの客観的な資料の提出を求め、双方の資料に基づいて災害と死亡原因との因果関係の妥当性について慎重に審査を進め、その結果を昨年11月30日に市に答申いたしました。市では、この答申を受け、昨年12月16日に6件を災害関連死として認定を行い、災害弔慰金の支給を行ったところであります。  現在も災害関連死などの受付は継続して行っており、2月23日現在の受付件数は災害弔慰金が7件、災害障害見舞金が2件となっております。今後につきましても、これまでと同様の手順を踏み、審査委員会を開催して慎重かつ公平、公正な審査を行ってまいりたいと存じますので、御理解をほどよろしくお願いいたします。 194 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 195 ◯18番(石川栄子君) ありがとうございました。認定審査を公平に行っているということでございました。実際には審査委員にはどんな人がなっているのかというのをお知らせしていただければと思います。5名ということでしたよね。皆さんもいらっしゃっておりますので、よろしくお願いします。  それから、審査委員会で結果を出すということなんですが、最終的には市として正式に認定するものではないかというふうに思うんですが、そのときに市としての見解を述べることができるのかどうかということなんですけど、その点についてはどうでしょうか。 196 ◯議長(風野芳之君) 社会福祉課長。 197 ◯社会福祉課長(吉原克美君) ただいまの御質問にお答えします。  まず、委員の内訳ですが、委員3名につきましては医師の免許を有している者、残り1名については弁護士の資格を有している者、もう一人が市の職員となっております。ただし、こちらの氏名等については公表を控えていますので、御了承いただければと思います。  続きまして、第2点としまして、認定するに当たって市の意見等を付すのかどうかということでございますが、先ほど申し上げました審査委員会から答申という形で答申書が出てきます。それを参考にしまして、市のほうで認定する際、認定につきましては出しております。  以上でございます。 198 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 199 ◯18番(石川栄子君) 審査委員会から答申を受けたときに、例えばこれは5人の審査委員の中に直接被害者の方からお話を聞いたという方、多分部長かなと思うんですけど、ここに市の職員1人入っていますよね。きちんとその人の立場で伝えることができるのかどうかという点では、やっぱり市のかかわり方もここで問題になってくるのかなというふうに思いましたので、それをそっくり認定を受けるのではなくて、この場でどうなのかというところを市の見解というか、そこを述べることができるのかということをお聞きしたかったんです。そっくりそのまま受け入れるということなんですか。 200 ◯議長(風野芳之君) 社会福祉課長。 201 ◯社会福祉課長(吉原克美君) ただいまの御質問にお答えいたします。  直接委員のほうから認定した方に対してのお話は、先ほど申し上げましたとおり、委員の公表につながりますので、それはできかねることとなっております。  市のほうでの認定内容ですが、認定するに当たっては、認定状況は大変申しわけなかったんですが、しておりません。ただし、その認定というのはその方が望んでいた、災害との因果関係を市のほうで認めたという形で状況はお話をしていないんですが、不認定になった方については市のほうから不認定の理由につきましては明示をしております。  以上でございます。 202 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 203 ◯18番(石川栄子君) そうしますと、今回の審査で8人が申請をしたんですが、2名の方が弔慰金の不支給ということになったわけなんです。これからこういうことはまだあることかなというふうに思うわけなんです。その場合、本人にお知らせがいったということなんですが、不服申し立てをすれば改めて審査していただけるのかどうか、この点についてはいかがでしょうか。 204 ◯議長(風野芳之君) 社会福祉課長。 205 ◯社会福祉課長(吉原克美君) 御質問にお答えさせていただきます。  仮に不認定をしまして、その理由について不服がある場合はお受けしまして、その不服の内容を委員会にもう一度かけたいと思っています。  以上でございます。 206 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 207 ◯18番(石川栄子君) わかりました。そこで実際に申請された方の意見も反映されるということですよね。ぜひそういう立場でお願いしたいと思います。  それから、先ほど申請済みの方をお伺いしたんですが、申請中といいますか、窓口に来た方の人数はおわかりになりますか。 208 ◯議長(風野芳之君) 社会福祉課長。 209 ◯社会福祉課長(吉原克美君) お答えいたします。  先ほど災害関連死、いわゆる弔慰金支給該当の方の申請につきましては7名というお話をしましたけども、申請待ちといいますか、申請したいんだけどという形でお話を聞いている方は4名います。それと、災害障害見舞金につきまして先ほど2名という形でお話ししたところでございますが、3名の方から同じように申請したいんだけどというお話を伺っております。  以上でございます。 210 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 211 ◯18番(石川栄子君) まだまだこういう制度があるんだというのがわかった時点で、多分もっとふえてくるのかなという感じはいたしております。常総市の場合は、地震じゃなくて水害特有の被害というと、何日も浸水していたために家屋にしみ込んだ、何が入っているかわからない水とかほこり、生えてくるかび、こうしたことですね。健康によいわけはありません。そのため、肺炎とかぜんそく、気管支炎、こういったところがふえているような気がいたします。家そのものの再生も大変なんですが、被害を受けた人、人間に与える影響は本当に生と死をめぐって心にも体にも大きく影響を与えると思います。申請書は書類を整えるのも書くのも本当に大変な作業です。被害者の方にとっては大変だと思いました。どうぞ、そうした被害者の方を救い上げる、そういう立場で一人一人に丁寧な対応をお願いして、1番については終わりにいたします。  2番目に入ります。今、取り上げました災害関連死や災害障がい者になってしまったら、本当に大変なんですが、そうなる前の対応として、予防線として医療費の減免制度によって、水害で物入りで金銭的にも苦しい中でも、安心して病院にかかれるようにしてほしいわけです。そうなればありがたいねという声を大勢の方から聞いております。介護についても、水害後、認知症の方がふえているということもお聞きしております。介護利用料の減免も必要じゃないかなというふうに思います。私は水害後、6カ月で医療費、介護保険料の減免制度が打ち切られるというのはとんでもない、早過ぎるということで反対したところなんですが、ぜひこの半年でなくなってしまった制度を復活してほしいと願っております。医療や介護での重度にならないようにという思いで、医療費及び介護利用料の被災者の減免制度を改めてつくる必要があると思うがどうかということで、答弁をよろしくお願いいたします。 212 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。保健福祉部長。 213 ◯保健福祉部長(石塚晴代君) ただいまの質問にお答えいたします。  関東・東北豪雨による被災者様向けの医療費の窓口負担減免については、常総市国民健康保険一部負担金の減免等に関する取扱要綱に基づき、これまでに283件の申請を受けました。対象期間は災害発生から3カ月で、特別な事情がある場合は最長6カ月となっております。東日本大震災被災者の医療費一部負担減免措置は現在も延長され、医療費の窓口負担減免を受けることができますが、この減免の財源には国の財政支援としてその8割が財政調整交付金として交付されております。  しかしながら、常総市の水害に関しましては、災害規模等により調整交付金の対象となっておりません。当市の現在の国保の財政状況は、平成27、28年度の災害減免等により国保税が減収となる中、高額な新薬の保険適用などによる医療費の伸びが見込まれており、国の支援なしでの市独自の減免措置を講ずるには大変厳しい状況にあります。したがいまして、減免措置につきましては、法律や条例等の規定に従い、適正に取り扱うものと考えており、要綱以外の減免は考えておりません。  以上です。 214 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 215 ◯18番(石川栄子君) 財政的に大変だということは、新しい制度をお願いするに当たってはいつも聞く問題なんですが、実際に岩手県では、今、部長がおっしゃったとおり、3割減免のうち8割を国から、市と県から1割ずつというふうにして、今もことしいっぱいは無料での治療を続けているということなんですね。また、宮城県なんですけれども、これは県の補助が打ち切られたにもかかわらず、六つの市町村が減免制度を独自に続けているわけです。被災した人の大変さ、ここに思いやって、家が被災したり大変な中で、また病気にかかってしまった、こういう方を何とか頑張ってほしいというところで、減免制度はやっぱり宮城県でも続けているということなんですよね。  医療費については無料でかかって、元気になって、また市のために働いていただければ幸いなことなんですが、財政的に大変だということであれば、実際には医療費の減免の必要性そのものについてはどうなんでしょうか。財政的にはやれないかもしれないけど、こういうのがあったらという必要性ということについては、ちょっとお聞きしたいと思います。 216 ◯議長(風野芳之君) 健康保険課長。 217 ◯健康保険課長(河合 宏君) 必要性ということですけれども、今、石川議員がおっしゃっているのは国保に限っておっしゃられていますか。医療保険は国保も後期高齢も社会保険もあるわけです。国保と後期高齢に関しては、今回の水害で減免はございました。社会保険はありません。ですから、そこで考えたときに、社会保険被用者として働いている方で社会保険の方もいらっしゃいます。ですけれども、国保に入っている方もいらっしゃいます。そうすると、みんな同じ税金を払っているわけですから、国保だけが全部減免するということがいいとは言い切れない部分もあると思います。会社に勤めて、当然会社を休んで今回の災害の後始末をやっている方もいらっしゃるでしょうし、それはみんな一緒だと思います。ただ、それによって会社をくびになっちゃった方なんかもいるかもわかりません。それに関してはちょっとどうかというのはわかりますけれども、東日本大震災の関係で後期高齢も3カ月は減免をしております。茨城県内の後期高齢者ですけれども、それと同じように国保も3カ月、または延長して半年というのが一番わかりやすい減免ではないのかなというふうには考えております。 218 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 219 ◯18番(石川栄子君) 確かにそういう点もあります。でも、国保の場合は、被害を受けた大方の皆さんは農家をやっていたり、社会保険であれば会社も含めたところで負担をしていただけるのかなという感じもいたしております。国保関係の場合は、実際に低所得者の方が多い。それでさらに被害を受けたというようなこともありますので、私としてはこの減免制度は必要だというふうには思うわけなんですが、とにかく財政的にも大変ということですので、今回はこの辺にとどめ、いいお答えはいただけないのかなという不安な思いで、今この質問もしたわけなんです。この程度にとどめ、終わりにさせていただきたいと思います。  3点目に入ります。被災者支援という立場から、被災者生活再建支援金と生活保護費との違いについて、簡単で結構ですから説明をお願いしたいと思います。 220 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 221 ◯保健福祉部長(石塚晴代君) ただいまの質問にお答えいたします。  御質問の被災者生活再建支援法に基づく支援金や義援金などの生活保護制度上の取り扱いについては、保護を受ける世帯の自立更生のために当てられる額を収入として認定しないこととし、超える額を収入として認定する取り扱いとなります。具体的には、まず受け取った支援金などを生活基盤の再生のためどのように活用するか、被保護者と十分に協議の上、自立更生計画書を策定いたします。この自立更生計画書に計上できるものの例といたしましては、衣服、ふとんなどの生活用品、家具、家電、住家の補修費用などで、これらの購入などに必要な費用額を収入から控除することにより、支援金などが被災した被保護者の生活再建に有効に活用されるよう、柔軟かつ弾力的に対応しております。それでも支援金などに残余が生じた場合には、その額に応じて収入として認定、または返還していただくことになります。  以上です。 222 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 223 ◯18番(石川栄子君) 今、生活保護費について、この違いについてお願いしたんですが、私はこの二つは明確に違うという思いで受けとめたいと思うんですよね。今回の被災者支援というところで、時々混同しているんじゃないか、こういう思いがあるものですからお伺いしたところなんです。被災者生活支援金のほうは、領収書が一般的に不要です。生活保護費の支給については大まかでも領収書があったほうがいいということだと思うんですね。この生活保護というところなんですが、支給されないと暮らしていけない、国民の命を守るためのものであり、最後の命綱と言われております。憲法25条が保障する、健康で文化的な最低限の生活を維持するための権利を具体化したものだというふうに思っております。  日本では、生活保護費の予算が国や地方財政を圧迫して、これを引き下げないと財政が破綻するかのように言う人がおりますが、日本の生活保護費はGDPの0.5%、OECD加盟国平均の7分の1ということです。7分の1に過ぎないんですよね。ということで、諸外国に比べて極端に低いということなんです。したがって、生活保護費が財政を圧迫しているというのは勘違いも甚だしい。生活保護バッシングも後を絶ちません。そうした影響で生活保護の権利があるにもかかわらず、利用することをはばかったり、利用が少なくなっちゃう。全国で起きている餓死とか孤独死の背景には、生活保護の利用率の低さがあらわれているんじゃないかというふうに思います。  先ほども言いましたが、被災者支援金と生保の違い、ここを何か混同しているという思いなんですが、被災者生活支援金、もとの生活を取り戻すためのものです。浸水してしまったもの、家の中のものすべてですよね。賃貸で大規模半壊の方、こちらをお伺いした方は生保じゃないんですが、お聞きしましたところ、水害で失ったもの、家具やふとん、家電、衣類を買いそろえたら、支援金も含めて義援金、見舞金すべて使い果たしたんだけど、もとのように不自由なく暮らすには足りなかった、こういうお話も聞いているんですよ。寒くなったので、そうだ、お気に入りのジャンパーを出そうかなって一瞬思って、あ、そうだ、水害で流されちゃったんだなと、だめなんだなというような思いもしているということでございます。  一方、同じく大規模半壊の被害を受けた生保の方の話なんですが、支援金、義援金、見舞金の合計、その額から家じゅうのものを買いそろえて残金があった場合、収入とみなされ、月当たりの生活保護費に割り当てをされまして、3年間は中止だよとか、1年半は生活保護を受けられませんとか、あるいは減額された方もいらっしゃいます。困っているんだということで、私も相談を受けました。ということなんですが、特に見舞金、義援金については、心ある皆さんからいただいたもので、これは税金ではありません。水害で大変な目に遭いましたね、たまにはおいしいものでも食べてください、元気出してください、あるいは寒くないようにあったかい衣類でも買ってください、頑張ってくださいというようなものじゃないんでしょうかね。したがって、領収書は要りませんというのが当たり前だと私は思っていたんです。ところが、そうじゃない現実を実際に目にしておりますから、窓口で。
     このことにつきましては、これは厚生労働省事務次官通知8の3ということなんですが、臨時的に恵与をされた、けいよって恵む与えるという字ですね。臨時的に恵与された慈善的性質を有する金銭として、自立更生計画書の提出を要せず、収入認定の対象にならないものと解すべきですというふうに書いてあるんですよね。私が思っていたとおり、これは領収書も要らないで、その人が見舞金、義援金は受け取るものなんだという考え、私が思っていたとおりのことがここに書いてあって、ああ、よかったというふうにほっとしたところなんですね。そして、これは平成23年5月2日付、厚労省援護局保護局長通知によりますと、実際の経費が自立更生計画に計上した額を下回り、義援金等に剰余が生じた場合、計上額と購入額との差額分の範囲内で別途自立更生のために当てられる費用として認定して差し支えないこと、というふうにも書いてあるんですよね。つまり、自立更生計画というのがちょっとくせものなんですけれども、事前に報告をしておれば、余った差額分を使うことが認められているというのではないでしょうか。  そこでお聞きしたいのは、このやり方というか、実際に生活保護を打ち切られた人がいるわけです。私は何人か知っております。相談にも乗っております。減額された方も知っております。だから、常総市の対応がどうなのかなというふうに今思っているわけなんですが、実際に水害に遭って生活保護をこういうふうに打ち切っているわけですから。打ち切られた人は実際に何人いるんでしょうか。気になります。 224 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 225 ◯保健福祉部長(石塚晴代君) お答えいたします。  先ほども申し上げましたとおり、高額な保険金、見舞金、義援金などの給付によって、保護を要しない状態が一定期間継続すると認められる場合には停止、廃止となります。今回の災害では、おおむね6カ月を超えて保護を要しないと判定されたことにより、廃止となった被保護世帯は45世帯に上りました。市外への転出10世帯及び親類縁者の引き取り2世帯を除き、そのうち現在13世帯が生活保護を再開しております。残る20世帯につきましても生活保護再開予定世帯として見込んで、予定を立てているところでございます。  以上です。 226 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 227 ◯18番(石川栄子君) そうしますと、現在、生活保護を打ち切られた人は45件、かなりの数に上っておりますが、生活保護を受けていて水害に遭った全体の人数はどのくらいなんでしょうか。 228 ◯議長(風野芳之君) 社会福祉課長。 229 ◯社会福祉課長(吉原克美君) ただいまの御質問ですが、ちょっと人数等は現時点で把握しておりませんので、後ほどお話ししたいと思いますので、よろしくお願いします。 230 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 231 ◯18番(石川栄子君) とにかくかなりの人、45人の人が一時的にしろ生活保護を打ち切られているという現状があるわけです。何か、これは常総市の対応って間違っていないんでしょうか。義援金、見舞金は熊本地震でも収入認定せずというふうにはっきり言われているんですけどね。これらも足して合計金額としているということもお伺いしましたけれども、それから自立更生計画、これについてきちんとした説明をした上で、この計画を書いてもらったのかどうかというのも問題なんですよ。あっちこっちの避難所にいたりして、実際にこういうのを書いて覚えがないという人もいますし、私がお伺いしたお家では、あんまり買いそろえてないんですね。さっき言ったように、お金はいただいたんだけれども、何かみんな使っちゃったら悪いのかなとか、遠慮して使っているわけですよ。床に食器や何かを置いてあって、食器戸棚なんかはあったほうがいいんじゃないのという話もしているんですが、なかなか年をとっちゃったりすると、そんなものを買いに行けなかったりというようなこともあって、思ったよりは額が残っちゃっているというのがあるんですよね。そこを割り算して、あなたは1カ月これだけいただいているんだから何カ月分、1年も生活保護を削るんだよというようなことをおっしゃっているというのをお伺いしたので、いや、これはとんでもないなということで。実際にそういうことがあったのであれば、市の対応というのが間違っているんじゃないのかなというふうに思うんですよ。その辺のところはどうでしょうかね。 232 ◯議長(風野芳之君) 社会福祉課長。 233 ◯社会福祉課長(吉原克美君) 今回の水害に当たりまして、生活保護者への対応といいますのは、先ほど議員がおっしゃいました資料と同じように、東日本大震災による被災者生活保護の取り扱いに従ってやっております。これに従って適正にしていまして、あと自立更生計画書につきましても、議員が出していない方もいらっしゃるというお話でしたが、全員から出していただいておりますので、市としては適正に処理しているという考えでおります。  以上でございます。 234 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 235 ◯18番(石川栄子君) その自立更生計画がきちんと、1人の人は、この際だから、後じゃ買えないから、暑くなったら大変だから、熱中症になっちゃったりするから、エアコンを買ったほうがいいんじゃないとかって、係の人からそういうふうに言われて、このお金を使っちゃったほうがいいんですよというふうな親切な対応で、欲しいものを書いて出したという方もいるんですよ。そうなっていないんですよね。例えば、その人の家に出向いて、ないものについてそろえたほうがいいんじゃないかとか、自立更生計画について本人と相談してきちんと出したものになっていないんですよ。だから問題なんです。何もない中で暮らして、今になって欲しかったなと言ってもなかなか大変なんですけど、今後の対応をどうしましょう。この何人かの方、生活保護を受けられないで苦しんでいるんですが、これはどうしたらいいでしょう、今後の対応について。ちょっと厳しかったんじゃないんですか、今の対応は。 236 ◯議長(風野芳之君) 社会福祉課長。 237 ◯社会福祉課長(吉原克美君) 先ほどの自立更生計画書ですが、これは保護者と市の担当、ケースワーカーが相談の上、決定していることと、あとお金を使っちゃって生活できない、要するにうちのほうで定めた期間内であっても生死にかかわる状態であれば、それは話を伺って生活保護の適用になると思いますので、よろしくお願いいたします。 238 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 239 ◯18番(石川栄子君) 自立更生計画については、きちんとした形で出していなかったという方も事実です。ですから、また欲しいものなんかも一応生活が落ち着いてくれば出てくるわけですよ。そういうものについて、そこに入れて計算し直してとか、親切な対応をぜひお願いします。とにかく1年も、あるいは3年も生活保護を打ち切られる、そうするとお医者さんだって自分で実費でかからなくちゃならない、こういう状況になっているわけですから、この点について、今後の対応をぜひしっかりとしていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、1番の被災者支援については、くれぐれも生活保護のほうをしっかり対応してくださることをお願いして終わりにして、2番目の就学援助費の支給について移らせていただきます。 240 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  石川栄子君、質問を継続してください。 241 ◯18番(石川栄子君) それでは、次に大きな2点目ですが、就学援助費の質問に入ります。議員の皆さんはよく御存じのことと思いますが、就学援助費につきましては、公立小学校に通う児童生徒で経済的理由から就学費用負担が大変な方に対して、給食費や修学旅行の費用などについて援助する制度です。生活保護家庭のほか、市町村が独自に基準を設けて援助するというふうにしております。当常総市では、何人くらいかなと思うんですが、全国では就学援助を受けている家庭は150万人を超えたというふうに言われているんです。当常総市では支給の基準を広げているとお聞きしておりますが、まず常総市での人数をお知らせください。そして、その上で就学援助の一つである入学準備金について入学に間に合うように、本来の目的に使えるように前倒しをし、支給をするべきだと思います。朝日新聞報道によりますと、少なくとも80に及ぶ市町村で前倒し支給に変更しているというふうなことが載っておりました。ぜひお願いしたいと思います。入学前に出さなくちゃ入学準備金とはこれいかにということですよね。その点について答弁をお願いしたいと思います。 242 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。教育部長。             〔教育委員会教育部長染谷佳男君登壇〕 243 ◯教育委員会教育部長(染谷佳男君) 石川議員の御質問にお答えをいたします。  常総市では、文部科学省の通達、通知等に基づきまして、常総市就学援助支給事務取扱要綱を作成して認定、支給事務を行っております。昨年度末の人数でございますが、受給者が680人となっております。今年度も同様かと思います。  御質問の入学支度金の事前の支給でございますが、申請のほうが入学が確定して後の申請になること、もう一つが資格要件でございます所得税等の確認が前倒しの支給となりますと、前々年度の課税状況について確認するということで、現在の経済状況を反映していないということ、また3点目としまして、国庫補助事業のために事前の支給は補助の対象外になる、そういうこともありまして現状では事前の支給は行うことができません。しかし、経済的な理由によりまして、どうしても支援が必要な保護者もいらっしゃいますので、その場合は生活福祉資金等の福祉関係の扶助費を御利用いただくようにしております。  それと、認定の基準でございますが、常総市の場合は生活保護費の1.5倍ということで実施をしております。  以上です。 244 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 245 ◯18番(石川栄子君) ありがとうございます。近くでは守谷市が前倒し支給しているんですよね。近くの市町村でやれることが常総市でやれないわけがありません。皆さん、優秀な方がそろっているんですから、何とかそこは。予算のかかるものじゃないでしょう。さっきから財政的に大変だという話は聞いていますよ。だけど、これはお金はかからないのね。前倒し支給だから、幾らか補正しなくちゃならない部分もそれはあるかと思うんですよ。だから、入学前にいただければ本当に喜んでもらえますよ。  ところで、今年度内には出してもらえるのかどうか。頑張ってできるのかどうか、その点をお聞きしたいんですけど。 246 ◯議長(風野芳之君) 学校教育課長。 247 ◯学校教育課長(吉山貴司君) お答えいたします。  今年度内の支給でございますが、今年度内につきましては予算もございません。それと、先ほど部長のほうから答弁がございましたように、所得の認定なども間に合いませんので、今年度内の支給は難しいところでございます。 248 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 249 ◯18番(石川栄子君) 今言って、今年度内というのは私も無理があるのかなというふうには思ってはおりました。守谷市では昨年から検討してできたということだと思うんですよね。  じゃ、いいですか。中学生の夏服の購入時期、やっぱり同じですよね。6月1日に衣がえがあると思うんです。購入する時期までにはできるのか、そのときまでには支給するということについてはいかがでしょうか。 250 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 251 ◯教育委員会教育部長(染谷佳男君) ただいまの御質問でございますが、入学準備費用、これも含めまして就学援助費の支給は7月が第1回目の支給となっております。9月には一部支給するんですが、学期末年3回の支給となっておりますので、現在のところではそれを変えて事前に支給するというのは難しいかと思います。  以上です。 252 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 253 ◯18番(石川栄子君) ほかでやっているのよ、これ。80自治体もやっているの。できないわけないんです。どっちみちお金が入ってくるの。  できないという答弁だったですけど、もう一つ支給額についてもお答えいただかなくちゃならないことがあるんです。先日小学生、中学生の支給額について大体幾らくらい準備のための費用がかかるのかお調べくださいと言っておいたんですが、いかがですか。 254 ◯議長(風野芳之君) 学校教育課長。 255 ◯学校教育課長(吉山貴司君) お答えいたします。  小学生の平均の入学にかかる費用は約6万円でございます。中学生につきましては6万9,000円となっております。 256 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 257 ◯18番(石川栄子君) それぞれ費用がかかるものなんだなというふうに思います。国のほうでも、こうした実態を受けとめまして、2017年度の政府予算案では、要保護世帯に対する就学援助のうち、新入学児童生徒に対する入学準備費用の国の補助単価を約2倍に引き上げますと安倍さんが言っています。小学生、現在2万470円、実際にかかる費用はさっきお調べいただきました6万円、それについて今までは2万470円しか出なかったの。これじゃ余りにも低いでしょうということで、今度は4万600円、そして中学生は2万3,550円から4万7,400円に引き上げられるということになったんです。これはよかったというふうに思うんですが、しかし、準要保護世帯については05年度、12年前に一般財源化されたために自治体任せになっています。でも、常総市は確かにさっき答弁いただきました生活保護の1.5倍まで引き上げて出しているんだよということなんです。  常総市は、独自基準として生保世帯の1.5倍まで引き上げて対応していらっしゃるということなんですけれども、今度国が予算化される、要保護世帯は大体2倍になるという中で、準要保護世帯に対してこちらも約2倍に引き上げることができるのか。私はせっかく1.5倍までやっていただいているありがたい、皆さんが喜んでいる制度なので、入学準備金が約2倍に引き上げることができればいいなというふうに思うんですよね。今度の年度予算では、まだ多分2万何がしかのあれしか出てないと思うんですが、ぜひこの要保護世帯約2倍の入学準備金に引き上げをすることができるのかどうか。ぜひよろしくお願いしたいと思うんですが、こちらのほうは市長答弁をよろしいでしょうか。実際に、予算は2倍額でだれも反対する人はいないと思うんですよね。就学、入学前の準備金については2倍にするという方針が出されておりますが、もしそうなったとき常総市はどうするんだということなんですが、いかがでしょうか。 258 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 259 ◯教育委員会教育部長(染谷佳男君) ただいま議員がおっしゃいましたように、生活保護費の方では入学準備金は4万600円、既に引き上げとなっております。今回、29年度から通達がございました部分につきましては、就学援助費11費目のうちの5費目、これが生活扶助費でございます。それ以外は教育扶助費なんですが、教育扶助費の中で入学準備費を支給している自治体もございます。生活扶助費の生活保護が優先ではなく、就学援助費のほうが優先となっていましたので、単価のほうが今までの2万円ということになっていましたので、それを変更するようにという通知でございます。現在、常総市では、文部大臣裁定の補助金交付要綱に基づいてやっておりますので、現在、今年度引き上げをするようなことは難しいかと思います。来年度は考えておりません。  以上です。 260 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 261 ◯18番(石川栄子君) だって、来年度17年度予算で出すと言っているんですよ。2万から4万近くに引き上げると言っているんですが、引き上げた場合は考えるということですか。 262 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 263 ◯教育委員会教育部長(染谷佳男君) 今のを4万円に引き上げるということのは、あくまで要保護世帯、生活保護に準じて行っているものでございます。準要保護については市の単費で行っています。そちらのほうにつきましては、予算の財源確保等でちょっと協議が必要かなとは思います。  以上です。 264 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 265 ◯18番(石川栄子君) よくわかりました。保護世帯に対しては国の基準どおりに上げるなら上がったように補助をいただけるので出していただけるということですよね。ぜひ、せっかくいい制度だということで喜ばれている準要保護世帯に対しても入学準備金を出していただけるようにということで、改めてお願いをしたいと思います。就学援助の支給の期日の前倒し、そして支給の増額についてどちらもぜひよい方向で。これに市長答弁をいいですか、いただいて。時間もないようですけど。いいですか。後でゆっくりお聞かせください。 266 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。時間が3分少々しかございませんので、至急にお願いをいたします。  石川栄子君、質問を継続してください。 267 ◯18番(石川栄子君) 公共交通として、今デマンドタクシー、それから福祉タクシーのほかに市民の足として何らかの公共交通の充実が求められております。これまでも何人かの市会議員の皆さんから一般質問という形で出されております。まずは、高齢化の中で未然に事故を防ぐためにも必要、大事故が起きる前に何らかの手を打つべきということです。それから、何としてもまちの活性化のためにも必要だというふうに思います。デマンドタクシーというのは点から点、家から病院、家から市役所というところなんですが、バスは乗り場があってそこに待っていればバスが来て、例えば市役所から流れとしてはまちの中を通って、まちの中にある乗り場から乗る、そういうふうなこともできるわけです。こんな利点もあるのではないかというふうに思います。以前は走っておりました循環バスは無料でしたけれども、有料になっても仕方がないなという思いはあります。小回りのきく小型バスならいいというふうに思います。  そこで、質問としては市民の足として小型バスの運行を求めますので、答弁をよろしくお願いいたします。 268 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。副市長。                〔副市長塩畑 実君登壇〕 269 ◯副市長(塩畑 実君) 石川議員の質問にお答えいたします。  市では、市内における交通空白地帯の解消を目的としまして予約型乗合交通を運行しているところでございます。一方で、つくば市や守谷市への通学や買い物、通院など市外への移動も多く、車などの移動手段のない市民の方にとっては公共交通の充実が望まれております。こうした中、市外の移動につきましては、近年、近隣自治体間での広域連携の検討、連携バスの運行といった動きがございまして、当市においても隣のつくば市などと調査研究を進めております。今後は、これらの調査結果などをも踏まえ、鉄道及び民間バス並びに予約型乗合交通との整合性、運行ルートの設定、利用者数の見込み、公的負担の限度などの課題を整理し、当市における交通体系の総合的な検討を進めてまいりたいと考えております。 270 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君。 271 ◯18番(石川栄子君) ありがとうございました。福祉タクシー、デマンドタクシー、そして小型バスというふうに、年齢とか健康状態に応じたそれぞれのステージで、それぞれの使い方があるんじゃないかというふうに考えます。ぜひ実現に向けて検討を始めていただきたいというふうに思うんです。これは前市長のやるよという公約もありましたが、市長がかわりました。実際に実現に向けて検討に動き出してほしいということを……。 272 ◯議長(風野芳之君) 石川栄子君、与えられた時間がいっぱいになりました。  暫時休憩といたします。                 午後2時51分休憩    ─────────────────────────────────                 午後3時15分再開 273 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、3番坂野茂実君。                〔3番坂野茂実君登壇〕 274 ◯3番(坂野茂実君) 3番坂野茂実でございます。通告に基づきまして一問一答にて二つの質問をさせていただきます。  最初の質問は、もうすぐ新学期を迎える児童生徒の安全な登下校のための環境整備について伺ってまいりますので、よろしくお願いいたします。  子どもたちの安全な登下校のためには交通事故の防止、犯罪や事件の抑止など対策が必要となりますが、今回はもうすぐ新学期を迎えるに当たり、児童生徒が巻き込まれる悲惨な交通事故を防止し、安全な登下校ができるような環境を整備するための質問をさせていただきます。御答弁、よろしくお願いいたします。  少し古い話になりますが、平成24年京都府亀岡市で集団登校中の児童の列に無免許運転の若者の運転する車が突っ込みまして、保護者を含め10名の死傷者を出す、大変痛ましい事故が発生いたしました。以降、全国で同様の事故が続発いたしまして、多くの児童生徒や住民の方が被害に遭い、現在でも同様の事故が後を絶たない現状であります。この24年の事故を受けて、文科省、国土交通省、警察庁は全国の自治体等に緊急合同点検の実施を要請、その後、平成25年12月に通学路における交通安全の確保に向けまして取り組みへの方針を全国の自治体に通知、それに基づいて当市でも常総市通学路交通安全プログラムを策定しまして、通学路の安全確保に取り組んでいるものと思われます。これまでのところ悲惨な事故もなく、現在に至っているところでございます。  全国で発生している事故の原因はスピードの出し過ぎやわき見、居眠りなど、子どもたちにはほとんど落ち度はなく、ドライバーの側に過失がある事故がほとんどでございます。子どもたちは先生や家族の指導を守り、歩道部分や右側を一列で登校中に事故に巻き込まれるというもので、車側が子どもを守るために法を守った運転をしていれば防げた事故がほとんどでございまして、今後はドライバーへの指導や啓蒙等も課題になるものと考えております。  現在の小学校では、多くの学校が集団登校を実施しておりまして、万が一事故が発生すれば多数の児童が被害を受けることが予想されます。防犯のための集団登校が皮肉にも事故の被害を拡大させているということにもなりかねない現状でございます。本来、安全な登校をするための通学路で事故が発生しており、当市においても危険箇所の対策が重要な課題であると考えております。当市の子どもたちを悲惨な事故から守るために、行政や地域の大人が責任と自覚を持って取り組んでいかなければならないと考えております。  1番目の質問をいたします。通学路とはどのような道路をいうのかお聞きいたします。よろしくお願いします。 275 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。教育部長。             〔教育委員会教育部長染谷佳男君登壇〕 276 ◯教育委員会教育部長(染谷佳男君) 坂野議員の御質問にお答えをいたします。  通学路の定義でございますが、児童生徒が登下校時に通る自宅から学校までの道で、各学校が児童生徒の通学の安全確保と教育的環境の維持を図るため指定している道路を一般的に通学路とされております。また、国の交通安全施設等整備事業の推進に係る法律施行令では、政令で定める通学路は児童、または幼児が小学校もしくは幼稚園、保育所に通うために1日につきおおむね40人以上が通行する道路の区間としています。  以上です。 277 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 278 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。ただいま通学路の定義を御回答いただきましたが、法律施行令のほうを今、一部御回答いただいたんですが、そのほかにもあるんですよね。児童または幼児が小学校等に通うため通行する道路で、小学校等の敷地の出入り口から1キロメートル以内の区域にあって、児童または幼児の通行の安全を特に確保する必要がある区間という部分が今抜けていたかと思うんですが、当市ではその定義された通学路に対しまして、子どもたちの安全のために計画的な取り組み等は実施しておりますか。いかがでしょう。 279 ◯議長(風野芳之君) 学校教育課長。 280 ◯学校教育課長(吉山貴司君) お答えいたします。  当市におきましては、通学路といいますのは児童生徒の生活環境調査というもので各学校で把握しておりまして、把握した通学路につきまして、これは各学校ごとになんですが、秋の交通安全週間とか春の交通安全週間、あるいは毎月の交通安全重点週間などに立哨指導などもする学校ごとの取り組みを行っております。また、議員御指摘のように、交通安全プログラムによりまして重点的な点検もしておるところでございます。
    281 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 282 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。生活環境調査でよろしいですか。 283 ◯議長(風野芳之君) 学校教育課長。 284 ◯学校教育課長(吉山貴司君) 正確な名称はちょっと。新学期に児童生徒が通学路とか家庭環境、要するに家族構成とかそういうものを出す書面でございます。 285 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 286 ◯3番(坂野茂実君) 通学路の学校に報告する調査ですね、年度当初に。ということは、この定義に即した通学路に対して計画的な取り組みはないということですよね。通学路に対しての整備等は実施していないということでよろしいんですよね。いかがでしょう。 287 ◯議長(風野芳之君) 学校教育課長。 288 ◯学校教育課長(吉山貴司君) 定義に即したといいますか、部長が先ほど申しましたような児童生徒が自宅から学校まで移動するための経路であるところの通学路についての重点的な計画、あるいは計画的な交通安全指導というものはそれは行っております。 289 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 290 ◯3番(坂野茂実君) 指導のほうですね。通学道路の安全を特に確保する必要がある区間ということでなっているんですが、道路の整備、そちらのほうをちょっとお聞きしたいんですよ。 291 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 292 ◯教育委員会教育部長(染谷佳男君) 先ほど議員のほうからもお話がありましたように、常総市では交通安全プログムに沿って道路の点検、整備等を実施しております。市内を現在大きく二つに分けまして、鬼怒川の東側、西側ということで国、県、市、警察、学校などの協力を得まして、合同の点検を行っております。27年度は3日間、鬼怒川の東側を点検いたしました。今年度、28年度は西側を4日間かけて行っております。その際、警察とか常総工事事務所とそれぞれの所管する担当の者が一緒に合同点検しておりますので、その点検が終わった後に危険箇所等について優先順位を決め、それぞれの所管する機関で道路の整備、あるいは信号機、標識等の設置、そういうものを進めているところでございます。  以上です。 293 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 294 ◯3番(坂野茂実君) 計画的には行っていないが、必要な箇所があれば実施しているということでよろしいですね。定義では出入り口から1キロ以内、おおむね40人以上が通行する道路とありまして、市内の小学校では多くの児童や生徒が1キロ以上の通学をしているだろうと思われます。また、40人以上が通学する道路となると、本当に学校の周辺の道路に限定されてしまうのかなと思うんですが、この定義から外れた道路、これは小学校の場合は、実際に今生活環境調査ですか、それで通学路として自宅から学校までということで登録してあるようなので問題ないと思うんですが、中学生の場合はこの定義に入っていないですよね。幼児、児童ということなので、中学生の場合はどんなふうにしているんでしょうか。何らかの規定があるんですか、中学生だけの。いかがですか。 295 ◯議長(風野芳之君) 学校教育課長。 296 ◯学校教育課長(吉山貴司君) お答えいたします。  中学生について特別に通学路を別途定めた規定というのはございませんで、中学校につきましても家庭環境調査によりまして、児童がどの道路を通って通学しているかということは把握しております。したがいまして、中学校だけ特別通学路を把握していないということはないんですが、ただ図面に落とす際に、例えば海西中ですと非常に広域にわたるものですから、主要道路だけを図面に落としていたりとか、そういうことはあるとは思います。 297 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 298 ◯3番(坂野茂実君) 同じく中学生に対しても環境調査で実施をしているということですね。以前に、教育委員会のある方から、中学生の通学路についてお聞きしたことがあったんですが、その際に幹線道路一本だけを示されて、教育委員会で認めている通学路はこの一本だけ、ここだけなんですという話がありまして、そこを通っていない子どもたちはどうなんですかという話をしたらば、通学路違反になるんじゃないんですかということを言われたんですが、その回答に対してはどのようにお考えなんでしょう。いかがですか。 299 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 300 ◯教育委員会教育部長(染谷佳男君) 現在、市のほうでは特に通学路の指定というのは行っておりません。小学校も中学校も先ほど申し上げましたように、家庭状況調査で学校が子どもたちが通る場所を確認して交通安全の指導等を行っております。ただ、小学校につきましては、先ほども申し上げましたように、集団登校をやっておりますので、学校のほうで地図をもとに交通安全パトロール等をやっておりますが、中学校となりますと、水海道西中、先ほど学校教育課長も申し上げましたが、五つの小学校が来るんですね。小学校に比べまして範囲が広くなるということで、特に道路を全面に地図に落として、この道路が通学道路ですよというようなことはしておりません。したがいまして、指定をしておりませんので、すべての道路が通学道路ということは考えられます。  以上です。 301 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 302 ◯3番(坂野茂実君) すべての道路が通学道路、子どもたちが通る道路が自宅から学校までが通学道路、その考えでしたら、もう問題なく私もこの質問をする必要がなかったんです。この道路を通らない児童は通学路違反になるのではというのは、どうもそれが私は引っかかっていまして、それは聞くほかないなということで、この質問をしているわけなんですが、その答えはどうなんでしょう。 303 ◯議長(風野芳之君) 学校教育課長。 304 ◯学校教育課長(吉山貴司君) 通学路につきましては、学校のできることは交通安全指導でございまして、例えばこの道を通るけれども、通りが激しいのでこっちの道を通ったほうがいいのではないかというふうな面での指導というのはあると思うんですね。先生の指導に従わないという意味での、何というんですか違反といいますか、そういうのはあると思うんですが、それは事実上の違反でございまして、法的な強制力を持った違反というふうなことではないと考えております。つまり、生活指導とかふだんの教科指導で学校の先生が生徒に指導いたしますが、その先生の言うことに従わないという意味での違反ということはあろうかと思います。 305 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 306 ◯3番(坂野茂実君) 学校のほうの指導に従わない、じゃないんですよね、私が聞いたのは。名誉のためにお名前のほうは申し上げませんが、教育委員会のある方からはっきりそれは言われたんですよ。これ一本だけを通学路として認めていると。ほかは認めていないんですかというふうな話になりましてね。いつまでこの話をしていても答えは同じでしょうかね。例えば、その通学路を通っていない子どもに対して、万が一事故が発生したというときが一番心配なんですよね。通学路として認めていないと。今の委員会の答弁では、どこを通っても通学路として認めているということでいいんですよね。それで問題ないですよね。それは何らかの規定があってなんですか、そちらも。要綱とかそういうものがあって進められているものなんですか。 307 ◯議長(風野芳之君) 学校教育課長。 308 ◯学校教育課長(吉山貴司君) お答えいたします。  当市では通学路の指定に関する要綱というのはございません。繰り返しになりますが、児童生徒の事実上使用している生活道路、通学に使用している通学道路を各自の通学路と把握して、指導に生かしているところでございます。 309 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 310 ◯3番(坂野茂実君) 今現在、要綱がないということは、学校長に通学道路に関しての権限は委ねていないということでいいんでしょうかね。何か校長に対して通学路を決定する権利を委ねているわけですか、今現在。 311 ◯議長(風野芳之君) 学校教育課長。 312 ◯学校教育課長(吉山貴司君) お答えいたします。  学校長に通学路を指定する権限というのは、法制度上も実はございませんで、学校保健法の第27条に、学校において交通安全指導計画を立てるということの中で、安全指導計画を学校が定めるということになっております。この通学路を児童生徒が通らなければならないという意味での指定はしておりません。 313 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 314 ◯3番(坂野茂実君) はっきりと自治体によっては要綱等で校長に権限を委任しているような自治体もあるんですよね。地域の声を聞きながら校長が指定して通学路を報告するというようなところもあるんですが、そういう要綱等を策定して管理していくというような方向性は考えられないですか。 315 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 316 ◯教育委員会教育部長(染谷佳男君) ただいま議員が申されましたように、茨城県内では古河市、稲敷市、かすみがうら市の3市のみ要綱を設置しております。これは先ほどありました国の要請を明確化したもの、あるいは通学路を定義することよってそれぞれ所管する機関に整備等をお願いしやすくする、そういうことになっております。常総市では、交通安全プログラムをもとに合同点検で点検、整備を行っておりますので、国の政令で定めております通学路の定義、これで要請と工事の修繕等ができますので、特に定める必要はないと認識しております。 317 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 318 ◯3番(坂野茂実君) はい。ありがとうございます。わかりました。要綱等の必要性はない、今現在間に合っているということですね。  続いて、先ほど出ちゃったんですが、通学路交通安全プログラム、こちらのほうについて伺いたいんですが、活動内容は先ほど御答弁いただきましたので、こちらは結構だと思いますね。  一つ、私が気になったところがあるんですが、合同点検は大変よいことだと思います。決して否定をしているわけではございません。先ほどの答弁とこちらの質問と絡んでくることなんですが、通学路ではないと言っていた道路を合同点検しているということを聞きたかったんですが、通学路であると認めているということですので、こちらの質問もいたしません。  続いて、合同点検の取り組みについて伺ってまいります。この合同点検、どのような団体が参加されていますか。 319 ◯議長(風野芳之君) 学校教育課長。 320 ◯学校教育課長(吉山貴司君) お答えいたします。  合同点検の参加団体といたしましては、各学校の担当教諭、各学校のPTA役員、常総警察署、道路管理者、これは茨城県常総工事事務所、市建設課でございます。それと、市役所関係課、安全安心課、学校教育課でございます。それと、地域の区長及び防犯関係者などが参加しております。参加しているのはこの団体でございます。 321 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 322 ◯3番(坂野茂実君) 区長も出ているんですね。大分地域のことは詳しい方が参加していると。各学校と今おっしゃいましたが、学校単位で行っているわけですか。例えば西中なら西中だけで、その学区だけを見て回るということで理解していいですか。 323 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 324 ◯教育委員会教育部長(染谷佳男君) 先ほど申し上げましたように、27年度は3日間に分けて川の片側をやりました。今年度は4日間に分けて。そのときに片方からつぶしていくといいますか、順番にやっていきますので、それぞれ該当する学校の教頭先生に出ていただいて、基本的には学校単位になっていくのかなと思いますが、合同で皆さんですべての地域を確認するような形をとっております。 325 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 326 ◯3番(坂野茂実君) 学校やPTAの役員ということでわかりました。プログラムの資料に対策一覧表が出ているんですよね。そこに挙げられているものが現在3カ所だけしか挙げられていない。これはちょっと少な過ぎないですか。 327 ◯議長(風野芳之君) 学校教育課長。 328 ◯学校教育課長(吉山貴司君) 議員御指摘のとおり、平成27年度対策一覧表は3カ所しか載せておりません。実は、これは対策を完全に完了というか、終わったものしか載せておりませんで、実際はもっとたくさん箇所があります。反省といいますか、改善しまして、もっとホームページに箇所をたくさん載せるようにしてまいりたいと考えております。 329 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 330 ◯3番(坂野茂実君) そうですよね。この3カ所ということはないですものね。もっともっと危険な箇所はありますものね。これは対策完了年度が入っていないんですよね。これは完了しているんですか、全部。この3点は。 331 ◯議長(風野芳之君) 学校教育課長。 332 ◯学校教育課長(吉山貴司君) はい。完了しております。 333 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 334 ◯3番(坂野茂実君) している。これは古いものなんですね。新しいのを載せてくださいよ。あと、こちらも古いものなんですが、茨城県の通学路における定期合同点検の実施状況というのを見たんですが、常総市は14校点検して76カ所あったんですよね。通常はこのくらいありますよね、小さいもの大きいものを含めれば。対策必要箇所数が76、これはどのくらい対策を行っているのかわかりませんが、そこまでは出ていませんが、随分少ないなと思ってね、びっくりしたんです。  続いての質問に入ります。4番、活動によって抽出された危険箇所、これはどのような場所で、どのような危険があるところが抽出されましたか。 335 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。学校教育課長。 336 ◯学校教育課長(吉山貴司君) お答えいたします。  活動によって抽出されました危険箇所数は、現在までに約50カ所程度でございます。主な危険箇所につきましては、通行している道路の見通しが悪い箇所、車道と歩道の分離がされていない箇所、その他に防犯灯がない箇所や交通量の多い箇所などとなっております。 337 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 338 ◯3番(坂野茂実君) 現在50カ所、見通しが悪い箇所、車歩が分離されていないというようなところですね。大体どこの地区にもこういう箇所は1カ所、2カ所はありますよね。  私も以前小学校のPTAの役員をしていたころの話なんですが、8月の議会で拡幅のお願いをした道路、あそこは以前、吉田用水が通っているんですが、中学生がちょっとした拍子に吉田用水に落ちちゃったんですよね。あそこは高さが2メートル以上ありまして、渇水期だったので大した事故にはならなかったんですが、もしあれが農繁期の事故で水がいっぱいのときであったら大変だったなと思うんです。その時点で地元の議員に、うちの先代なんですが、お願いして対策をしていただいたという経緯がございます。子どもたち、生徒や児童のちょっととした気の緩み、行動が大きな事故になりますので、ぜひその辺の危険箇所の見落としのないようにしっかりと点検のほうで進めていただいて、対策のほうも講じていただければというような思いでおります。  続きまして、危険箇所への対応や対策について伺います。何点ほど今までありましたか。 339 ◯議長(風野芳之君) 学校教育課長。 340 ◯学校教育課長(吉山貴司君) 抽出された危険箇所への対応でございますが、関係機関との連携による通学路合同点検を実施し、危険箇所の確認や対策内容の決定をし、担当機関に対策依頼をしております。担当機関においては実施期間や実施方法を検討してもらい、その中で対策が困難な箇所につきましては、のぼり旗や看板などを設置するなどして、運転者に注意喚起を対策するなどの対応をしております。  以上でございます。 341 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 342 ◯3番(坂野茂実君) 市のほうだけでも結構ですので、ほかはなかなか管理の関係もあるでしょうから、27年度、28年度何件あって何件整備したというのがわかればお願いしたいんですが。 343 ◯議長(風野芳之君) 学校教育課長。 344 ◯学校教育課長(吉山貴司君) お答えいたします。  平成28年度につきましては52カ所、平成27年度につきましては33カ所の点検をしております。完了につきましては、今ちょっと手元に資料がございませんので、点検した箇所のみの数の御報告になります。 345 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 346 ◯3番(坂野茂実君) 完了のほうがわからないですか。それでは、どうにもなりませんね。通学路に関しては優先度が多少上がるんだというような話を聞いたことがあるんですが、その辺のことはどうでしょう、それは本当にあるんですか。 347 ◯議長(風野芳之君) 学校教育課長。 348 ◯学校教育課長(吉山貴司君) それは、道路の整備についての優先度ということだと思うんですが、そのことにつきましては管轄外でございますので、申しわけないんですが答弁をする立場にはございません。 349 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 350 ◯3番(坂野茂実君) そうですか。これは合同点検が行われる以前のことなんですが、学校のある校長と話をしていまして、年度当初に危険箇所として報告を上げています、10年たっても一向に手がつけられないんですがということを聞いたことがございますが、現在の合同点検のPDCAですか、このサイクルはどのくらいの期間で回っているんでしょう。小さい補修とか大きい用地を取得するようなものがあると思うんですが、そういう余り大きいのは別にして、小さいものでも結構ですので。 351 ◯議長(風野芳之君) 学校教育課長。 352 ◯学校教育課長(吉山貴司君) 学校通学路安全対策プログラムにおきまして、議員御指摘のとおり、通学路安全確保のためのPDCAサイクルを回しております。今年度につきましては対策の実施の結果の把握を3月の中旬ごろにやる予定でございまして、まだチェックのほうまでは今年度につきましては完了していないというところでございます。先ほども申しましたように、その対策につきましてはホームページ等でお知らせしていくようになります。 353 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 354 ◯3番(坂野茂実君) 昨年度はどうですか。今年度はまだ出ていないということですが。全部出てない、出てないでは、私が質問している意味がないんですが。 355 ◯議長(風野芳之君) 学校教育課長。 356 ◯学校教育課長(吉山貴司君) 昨年度の時点の箇所でございますが、先ほど議員御指摘のとおり、平成27年3月時点の対策箇所図をホームページに載せております。これについては、議員御指摘のとおり、数的にちょっと少ないので、もうちょっと詳細なものを御紹介していきたいと考えております。 357 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 358 ◯3番(坂野茂実君) ホームページに出ているというのは、さっきの3件ですか。あれだけですか。ホームページに出ていますって大いばりで言えるようなものじゃないでしょう、あれは。それは後ほどわかったら調べて教えていただけますか。  今まで質問をさせていただきましたが、まず通学路の対策で重要なことは、歩行者と自動車の分離、自動車の速度を低減させることが何よりだと思うんですよね。この二つの取り組みがあれば事故の数もぐんと減るものと考えております。30キロを超えるとかなり重症率が上がると言われていますので、ゾーン30とか、即効的な抑止力があるハンプやカラー舗装、こういうものも有効ではないかと考えられますので、ぜひ子どもたちの通学路の危険箇所の対応に取り入れていただければと思います。  最後の通学路の質問ですが、通学路といいますと、緊急な事態が発生することも多々あるかと思うんですよね。道路の補修や整備に関して、そのような事態に備えまして、通学路専用の予算枠、こちらの確保はできないものですか。用地取得を必要とする事業などは別にいたしましても、地域や学校に素早い対応を講じることができ、子どもたちの安全面においても、また担当課としてもスムーズに進められるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 359 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 360 ◯教育委員会教育部長(染谷佳男君) 道路専用の予算枠の確保ということでの質問でございますが、道路や公共施設とそれぞれの工事費につきましては、管理する所管、担当課、担当部署が持つことが原則となっております。通学路の整備は道路の整備の範疇でございまして、市道であれば市の建設課、国県道路につきましては常総工事事務所等が計画して実施をいたします。また、信号機、標識などの設置は常総警察署、街路灯、スクールゾーンにつきましては市の安全安心課が計画して実施することになります。予算枠の確保ということでございますが、予算を担当します財政課のほうでも確認をいたしましたが、予算はその業務を担当する課に配当するのが原則でございまして、通学路は児童が使用する道路であり、道路を整備する建設課に配当するということになっておりますので、安全対策のために早期改善を図る意味でも関係課と連携を図って、予算の確保に努めてまいりたいと思います。  ただ、今、議員がおっしゃいましたように、緊急性を要するものがございます。これは市の場合でしたら市の予算の中で流用等で対応することが可能かと思いますが、警察とか国、県でございましたら、その辺は強く要望していければと考えております。 361 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 362 ◯3番(坂野茂実君) もちろん、県とかそっちのほうの話まではしておりません。市の行政に関しての話ですが、本当に素早い対応を求められる場所ですので、通学路というのは。ひとつよろしく御検討をいただければと考えております。
     最後に神達市長、市長もマニフェストで通学路安全対策の見直しということで訴えておりましたので、ぜひ何か御意見がありましたらお聞かせいただければと思うんですが。 363 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 364 ◯市長(神達岳志君) 坂野茂実議員の質問にお答えをいたします。  私も公約に通学路の安全点検の見直しということを掲げております。今、部長等々から答弁をさせていただきましたけども、そういった部分も踏まえて総点検を実施していきたいと。また、その総点検を実施して、その後どういうふうな対策を打つか、どこまで進んでいるかという情報公開も含めて、今見直しを指導しているところであります。この25年の全国的な合同点検のときは、私は県議会の文教委員会の副委員長でございましたので、茨城県内の通学道路の安全点検にもかかわってまいりました。このときも、県内で全部で千数百カ所だったと思います。今、常総市でも出ていましたけども七十数カ所、それも全部見てまいりました。そういった部分の経験も踏まえて、県では98%対策が済んでいるということにもなっておりますけども、対策が済んでいない場所は地権者同意の道路拡張であったり、歩道の分離というところもございますから、そういった部分も踏まえて、地域の皆さんと話し合いながら通学路の総点検を引き続き実施してまいりたいと考えております。  以上です。 365 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 366 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。地域の方と協議の上で総点検をしていただけるということで、大変心強い御答弁をいただきました。よろしくお願いしたいと思います。  では、ここまでで通学路に関しての質問のほうは終わらせていただきます。 367 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  坂野茂実君、質問を継続してください。 368 ◯3番(坂野茂実君) 青少年の家に対する次年度の計画はあるかということで、事あるごとに私はたびたびしつこいくらいに青少年の家のお話をしておりますが、やっぱりあの青少年の家は近隣住民の強い願いで何とか使えるようにしてくれというのは私も耳にしておりますので、またまたここでお聞きいたします。来年度の計画はございますか。 369 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。教育部長。 370 ◯教育委員会教育部長(染谷佳男君) 議員御質問の青少年の家でございますが、グラウンドにつきましては水害以降、災害廃棄物の仮置場となっておりました場所、今月の10日に竣工検査が完了いたしまして、工事のほうがすべて終わっております。これからも以前同様、野球やサッカーなどスポーツ関係の利用ということで貸し出しをしていきたいと思っております。家屋、建屋のほうでございますが、これにつきましては、昨年2月、また8月の一般質問でも御答弁しておりますように、現在はフィルムコミッション関係の撮影以外の利用は受け付け、貸し出しをしておりません。したがいまして、新たな活用方法はまだ今現在ではございませんので、来年度の予算計上はございません。  以上です。 371 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 372 ◯3番(坂野茂実君) はい、ありがとうございます。おかげさまでグラウンドのほうは大分きれいになりまして、先日の日曜日も子どもたちが野球に汗を流しておりました。本当にありがとうございました。ただ、建屋のほうも何とかしていただきたい。予算計上はないということでございますが、いつまでも置いておくとよけいに古くなっちゃいますから、よけいに金がかかっちゃいますから、ある程度の補修をしていただきまして使えるような状態にしていただければと思います。  いかがでしょう、近隣住民の方との協議、ヒアリングみたいなものを開いて住民の声を聞くというのも一つの方法かなと思うんですが、そのようなことをするつもりはございますか。 373 ◯議長(風野芳之君) 生涯学習課長。 374 ◯生涯学習課長(町田春吉君) お答えいたします。  近隣住民との話し合い、これは持つべきだと思います。ただし、今現在、公共施設等総合管理計画の策定中でございまして、その方向性が出た段階でそれも検討していきたいというふうに思っております。  以上です。 375 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 376 ◯3番(坂野茂実君) はい、ありがとうございます。方向性が出た段階でということですが、方向性を出すために話し合いをしてもいいのかなという気もするんですが、いかがでしょう。 377 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 378 ◯教育委員会教育部長(染谷佳男君) 先ほども申し上げましたように、平成24年度に実施しました事務事業評価によりまして以前のような宿泊者がいないということで、25年度から青少年の家の宿泊の利用は中止しております。それで、その後現在もそうなんですが、電気、水道等もとめた状態となっております。そういう状況で、青少年の家宿泊施設として活用するということは現在考えておりませんが、議員がおっしゃいますように、地域の皆さんの要望というのがあって、あそこをぜひまた復活したいんだというようなことがもし出てくれば、その時点では参加して対応するようになるのかなと思うんですが、現在は使用しないという方向性が市のほうで出ております。  以上です。 379 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 380 ◯3番(坂野茂実君) はい、そうですかとはなかなか言えないですね。できるだけ地元の声を聞いていただいて、いずれにしても耐震の工事くらいはやっていただいて、あの建物を使えるような方向で進んでいってほしいなというのが、地元の願いでもありますし、私の強い要望でもございます。ひとつその辺は頭に入れていただいて、方向づけをしていただければと思います。  以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。    ─────────────────────────────────  散会の宣告 381 ◯議長(風野芳之君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会といたします。                 午後4時03分散会 当サイトのコンテンツ(文章、画像、図表)は、常総市議会の著作物です。無断で複製、転載することを禁止します。 Copyright (c) Joso City Council Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...